ロゴ入れや名入れ加工を綺麗に仕上げるには、加工前のちょっとした工夫と準備がとても重要になります。まっすぐな状態の素材であれば加工しやすいのですが、製品になった状態のモノ、加工位置が狭いモノへの加工の場合、安定した加工をするのが難しくなります。
加工の仕上がりを安定させる治具づくりのご参考にしていただけましたら幸いです!
加工できる範囲が狭い素材へのロゴ入れ
電気式や直火式セットでの焼印加工では、手動でのロゴ入れ加工となります。そのため、ロゴをまっすぐに加工するには画像のような定規がわりになるような治具があると便利です!ものさしのような型枠を、木の端材でつくりました。
治具(じぐ)とは、加工や組み立ての時に、作業位置を誘導するためのモノ。
狭い隙間と空洞がある素材へのロゴ入れ
焼印できる部分のサイズは4mmぐらいの木製ストロー。ロゴを押し付けた際に素材がたわまないように、空洞を埋めることも必要です。
袋状の製品へのロゴ入れ
袋状になっている製品へのロゴ入れ加工では、そのまま加工をしてしまうと裏側まで焼き目や型などの影響が出てしまいます。また、縫製されている製品などでは、加工位置をまっすぐにすることが難しいため、袋状の空洞部分をうめて加工位置をピンっと突っ張らせるような工夫が必要です。
袋状になった製品への加工でおすすめのオプションパーツ・可動式作業台を使ってホットスタンプTW350で型押し加工です。
小さいサイズの素材・製品へのロゴ入れ加工
決まった同じ位置にロゴ入れ加工をする際には上下左右の位置決めが重要です。ホットスタンプTW350の作業台に簡易的に作ったお手製の治具で安定した量産加工をすることができます!
製品に金具がある場合のロゴ入れ加工
どの加工道具のロゴ入れ加工でも、安定した加工をするために一番重要なポイントは、ロゴをいれる部分(加工位置)をまっすぐ水平にキープできていること。
製品によっては、ボタンホックなどの金具がついている場合が多いため、完成品へのロゴ入れ(製品押し)では、製品によってはロゴをいれることができない、もしくはロゴの加工位置に制限がある場合もございます。
二つ折りのお財布のインナー部分への焼印加工です。名入れ・ロゴ入れ加工をする際に、安定して加工できない場合には、ロゴを入れる場所を変えてみることも必要です。
ロゴ入れ・名入れ加工をしてみたい素材や製品などのお写真をお送りいただけましたら加工道具のおすすめや、加工自体の難易度などもご案内させていただきます!
ご購入前に仕上がり具合を実際の素材・製品でご確認いただける無料試し押しモニターのサービスも人気です!