はじめての焼印!最初の壁を乗り越えるために大切な3つのこと

今日は、はじめての焼印加工をされるお客様に、知っておいてほしい焼印加工に大切な3つのことについて簡単にご紹介させていただきます。

オリジナル焼印を作ってみたものの、思っていたようにうまく押せない!想像していたよりも難しい!と、すぐにあきらめてしまってはいないでしょうか??

「焼印を押すと真っ黒になってしまう...
「焼き色が、つかない...

はじめての加工で、ぶつかるのが「温度の壁」です。焼印とは熱した金属でロゴや文字などの焼き目を入れる加工になります。焼印の温度がとても重要なポイント!

素材・温め方押し方の3つのポイントごとにご説明させていただきます。

素材

焼印を綺麗に押すためには温度が重要になりますが、すべての焼印加工に対して変わらない決められた温度があるわけではございません!

どのようなモノに、焼印を押すかで焼印の温度帯の目安が決まります。モノには、それぞれ燃焼温度が決まっています。※燃焼温度は、物質が燃焼を開始する温度
焼印を押し付けて燃えてしまうと失敗なので、燃えてしまう温度の少し低い温度が、焼き目・焦げ目が入る温度、このものが燃えてしまう一歩手前の温度帯が焼印の温度の目安になります。

だからといって、1度単位の細かい温度調整までする必要はございません。素材の燃焼温度を知っておくことで、焼きすぎだったり、焼き目が入らない、などの失敗を減らすことができます。

オリジナル焼印の仕上がりの画像

革の場合は、160°から230°
食品の場合は、約300°から
木材の場合は、約300°から
紙の場合 模造紙で約450° 新聞紙約290°

紙の素材でわかるように、種類によっても燃焼温度には違いがあります。革の温度の目安に開きがあるのは、なめし方や厚みなどによっても適温が変わるため。

温め方

焼印の温度(オリジナル焼印のデザイン部分の印面温度)を、先ほどの燃焼温度を参考に適温に近づけるやり方などについて焼印を加熱する加工道具別にご説明をさせていただきます。

直火式セット

焼印を直接の火で温める直火式の焼印。温度の調整をするためには、多少の慣れが必要になります。昔から伝わる伝統的な焼印のスタイルの直火式、高温での加工ができることが最大の特徴で主に食品などで用いられることがあります。

直火式焼印の加熱の目安の画像     
  焼印をあたためる時間はどれぐらい?直火式

非接触の温度計などもあるのですが、かなりの高額で販売されています。直火式の焼印では、温度の目安がわからない... 高い温度計がなくても大丈夫!!簡単に温度帯を確認する方法があります。

木の端材への焼印の仕上がり具合の違いの画像

杉やヒノキなどの木の端材をご用意ください。木の端材にどの程度の焼き目が入るかで、おおよその印面温度の目安を確認することができます。加熱が不十分の場合、焼き目がつきませんので、300°以下ぐらいということがわかります。木に押しつけた際に白い煙が上がってしまう場合には、印面温度は450°ぐらいになっています。加熱の加減は、試し押しの焼き目・焦げ目などを参考に調整していただくことで、直火式での焼印でもおおまかですが温度調整をすることができます!

電気式セット

直火式のやり方と同じく電気式の焼印で使う電気ごては、それ自体に温度調整機能がない場合があります。ただし、電気の力を熱源にしているため、温度調整は直火式よりも、簡単に行うことができます。

電気式セットの温度調整をするパワーコントローラーの画像

電圧を絞って大まかに電気ごての温度の調整ができるパワーコントローラー(電圧調整器)。ミニマムからマックスまで6段階で電圧の調整ができます。パワーコントローラーをつけずに電気ごてを加熱すると500°ぐらいの温度になります。メモリを半分の部分にあわせると、250°ぐらいの温度の目安がわかります。

電気ごては、家庭用のコンセントでご利用いただけます。大きさ種類の区別として、100W、300Wという名称になっているのは、出力の違いです。※電気代の目安の単位。

コンセントに差し込んで約10から15分程度で最大温度の約500°になります。15分、経過しても焼き目が入らない場合には、下記3点の項目にあてはまっていなかをチェックしてください。

  • 電気ごての故障
  • 加熱の際の置き方
  • 焼印の取り付け方

電気ごての故障
15分以上経過しても、電気ゴテから熱を感じない、もしくは焼印ができる温度まで温かくならない。
⇒電気ゴテの故障が考えられるため、本体の電源プラグをコンセントから抜いていただきただちに使用を停止してください。修理やご相談はこちら

加熱の際の置き方
電気ゴテで焼印の加熱をする際に、必ず焼印(印面)が何かに当たらないように置いてください。焼印部分が、金属や冷たいものに触れている状態で加熱を続けても、焼印の印面が高温になることはございません。熱の性質として、冷たい方に流れてしまうことがありますので!

焼印の取り付け方
焼印と電気ゴテの取り付けの際に、電気ゴテのこて先と焼印がぴったり背中合わせになるように取り付けてください。焼印とこて先に隙間があると、熱伝導が悪くなり充分な加熱ができないことがあります。

置き台におすすめの焼き鳥台の画像100均で購入できる電気ゴテの置き台 いいの見つけました!焼き鳥台?

ホットスタンプセット

直火と電気式セットと違い、温度調整をすることができる機材のホットスタンプTW350では、素材ごとの適温で加工ができるため安定した仕上がりでの加工が可能です。

温度のコントロールが細かくできるホットスタンプでは、焼印だけでなく型押し加工や箔押し加工もご利用いただけます。

ホットスタンプTW350で木箱に焼印加工している画像

ホットスタンプでできること?

押し方

 焼印の温度と加工道具別の温め方の次は、焼印の押し方についてです。押し方については、焼印をどのように押し当てるか、押し付ける時間の2つのポイントでご説明させていただきます。

押し当て方

焼印をする素材の形状により、押し当て方を工夫することで綺麗な加工をすることができます。焼印を綺麗に仕上げる場合、焼印をいれる加工位置が水平(まっすぐ)になっている部分に押すようにしてください。

はんこ・印鑑を押印するような感じと似ていますが、焼印の印面部分をまんべんなく押し当てるように、上下左右に少しだけ力がかかるようにするのがコツです。新世界の串カツのソースと同様、焼印加工も二度付けは禁止です。一度、押した部分に重ねて焼印を押すことは至難の業になるため。

凸凹している素材や、曲面への焼印をする場合には、焼印がずれないように気を付ける必要があります。基本的には、素材を下において焼印を押し当てての加工になりますが、大きさや形状によっては、素材を焼印に押し当てての加工のほうが良い場合もあります!

焼印加工で失敗しない やり方とは?

押し付ける時間

押し付ける時間(秒数)についてですが、基本的な考え方としてはできるだけ短時間での押し付け時間での加工を推奨しています。もちろん、素材にあわせた、適温(燃焼温度の一歩手前)になっているのが前提にはなりますが、短めの押し付け時間での加工が良い仕上がりになることがあります。

長く押し当ててしまうと、焦げ・焼き目が拡がってしまい焼きつぶれてしまうことがあります。素材により焦げのまわり方、焦げがつく時間などにも違いがありますので一概には言えないのですが、適温で短時間が合言葉です!

革への焼印でも、適温になっているのであれば1秒ぐらいがおすすめです。木への焼印の場合、杉やヒノキなどのやわらかい種類では1秒、樫や桜、松など硬い木の種類の場合では、3秒程度押し付けが必要なものもあります。

※焼印ではない、箔押し加工の押し付け時間も短ければ短い方が良い!!焼印加工と同じように長く押し付けていると余計な部分にも箔が付いてしまうことがあります。同じ原理、考え方ですね!

ボール紙への焼印加工!焼きにじみを確認してみよう!の画像

焼きにじみを確認してみよう!

さいごに

焼印の失敗の多くは、温度が原因で起きています。焼印を押す素材や加工道具についての予備知識を頭に入れておくことで、自分でする焼印でのロゴ入れの仕上がりも安定した綺麗な加工をすることができます!

 店長ブログでは、革・木・食べ物などいろいろな素材への加工のご紹介記事をアップしております。電気ゴテなど加工道具の使い方から、焼印のお手入れ、自作加工のコツまで、毎日更新しておりますのでご参考にしていただけましたら幸いです。

 


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