自社商品へのロゴ入れを焼印でするためにご検討されている方へ、特にはじめての焼印でのロゴ入れ導入の場合に、事前に知っておいていただきたいことについても、この店長ブログでご説明させていただいております。
焼印でロゴや文字を自社で作業をする場合には、導入後もスムーズに作業ができるようにとオーダー前の焼印を押す素材選びこそが焼印の作業の難易度や仕上がりを左右するポイントになります。今日は食べ物への焼印の素材選びで、これは避けてほしい特徴を簡単にご紹介させていただきます。
焼印を押すことが難しい食品の特徴
カタチがぼこぼこしている
食品に限らずに焼印加工では、まっすぐになっていない場合、焼印の印面が均一に当たらないため、焼きムラが起きやすく失敗しやすくなります。
例)焼き菓子のクッキーの場合、表面の凹凸があると、先に当たっている部分が長くあたってしまい、焦げつきやすく、表面がはがれてしまうなどの失敗をしやすくなります。
やわらかすぎる
熱した焼印の印面を素材に押し当てて焼き目をつけるのですが、おしあてた時にやわらかい食材の場合、焼付ける表面が動いてしまうため綺麗に焼き目をつけることが難しくなrます。
例)食パンの耳の部分はほどよい硬さがありますが、カットした白い部分(断面)は、やわらかいため耳の部分と比べると焼き目としてのデザインの再現性は低くなります。
すでに焼かれている
あんぱんや、コッペパン、バンズなどパンを製造する際にはオーブンでふんわりと焼き上げる工程があります。焼印を押す前に焼かれているので、焼印を押した時に白い焼きムラなどが生じやすくなります。
例)サンドイッチとホットサンドでは、焼かれていないサンドイッチの方が焼印は押しやすく、ホットサンドのようにこんがり焼かれている場合、表面がカリカリになっているため焼印の印面を均一に押し当てることが難しくなります。
水分や油分を含んでいる
熱した金属で焦げをつける焼印加工では、水分を含んでいる素材の場合、焼き目がはいりづらく、また印面温度が下がってしまうこともあり焼印を押すことはかなり難しくなります。
カレーパンの用に油分が多い食材への焼印では焦げやすいため同じく焼印をすることが難しくなります。
熱に弱いもの
食べ物に焼き目、焦げが入る温度帯は大体300度からになります。300度の温度以下で焼印を押し当てた時に溶けてしまう素材は、焼き目をいれることができません…
例)マシュマロなど
焼印をオーダーする前に、うまく押せない原因や失敗の事例などを知っておくと、導入後のミスマッチのリスクを軽減させることができます。焼印を押す素材の選定のご参考にしていただけましら幸いです。