ムートン生地の裏側に文字やロゴの加工ができるかの試し押しをしています

ムートン生地は、羊もしくは山羊の毛を使った毛皮のことだそうです
もちろんですが、ムートン生地の表の毛羽立ったところではなく、加工するのは裏地の部分になります。加工をする場合、印面を押し当てた時にある程度の抵抗がないと、きれいに加工することが難しくなります。

ホットスタンプの温度を200度で押した時の仕上がり
やわらかい素材なので、文字スロットの土台まであたっているため、余計な線が入っております。
オリジナルデザインで作成する焼印などの場合、土台をキワ切りにすることでデザイン以外の部分はあたらないようにすることができます。

ホットスタンプの温度を290度で押した時の仕上がり
焼き目をつけての表現では、設定温度は280度以上にあげて加工が必要でした。
焼き目自体は、入るのですが、高温での加工をしたために、ムートン生地自体にもダメージがあります。※熱で縮んでしまう…

さらに高い温度で焼印加工をした時の仕上がり
濃い焼き色でデザイン自体はきれいに反映させることは可能ですが、素材へのダメージが深刻なレベルになっています。

ホットスタンプでムートン生地に焼印加工している様子
ホットスタンプのヒーター部分も、ムートン生地のクッション性が高いため、押し込んだ際に素材にあたってしまい熱によるダメージが伝わってしまいます。
そんな時には、ボール紙・厚紙などで焼印部分のみをくり抜いたもので素材をガードします。
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