何回やってもうまく押せない・・・ロゴや文字などを焼印で加工する際にきれいに入れることができない場合、いくつかの原因が考えられます。
焼印をオリジナルでオーダーする前に、うまく押せない原因を知っていると、よりきれいな焼印加工でご利用いただけます!
・加熱不足または過剰加熱
・圧力不足
・焼印・刻印の品質
・素材の準備不足
・作業のテクニック
加熱不足または過剰加熱
適切な温度で加熱されていない場合、焼印がきれいに押せません。加熱時間や温度を調整することで解決できることがあります。
焼印には直火と電気を使った方法があります。
直火を使った焼印では金属製の焼印(スタンプ)を炎に直接加熱して使います。炎の温度や焦げ付き具合を調整するある程度の慣れが必要です!
使い手の技量や経験が問われるのもこの直火式焼印。古来から伝わる、焼印の王道のスタイル、加熱具合をマスターすると、いろいろな素材で使える万能な焼印方法です。
電気熱を利用して加熱する電気式。温度調整の観点ではアナログな直火と比べると調節はしやすくなります。高温での加工ができない素材への加工などでは電気式がおすすめです!
いずれの方法も、それぞれにメリット、デメリットがあるため、一番のおすすめは、用途、加工するもの、仕上がり具合にあわせて加工機材をチョイスしての焼印です。焼印本舗の焼印の仕様は、直火でも電気でも焼印を付け替えてご利用いただけます。
圧力不足
スタンプを素材に押し付ける際の圧力が不足している場合、焼印が薄くなったり、不均一になることがあります。適切な圧力を加えることが重要です。
加工する素材の形状や加工位置表面の凹凸などでも圧力のかけやすさが変わってきます。特に硬すぎるものや、柔らかすぎるものへの焼印加工では、焼きムラが発生しやすくなります。
焼印の印面を均一に押すことで、焼き目もバランスよくはいります。どの素材への焼印でも、あまりにも長い時間押し当ててしまうのもよくありません。焼き焦げがどんどん、ひろがってしまいますので!
焼印・刻印の品質
焼印・刻印自体が不均一な温度で加熱されたり、デザインが不明瞭だったりすると、焼印がうまく押せません。
直火などでの加熱の場合のあたためにムラがある場合、焼印全体の温度が上がっていないことがあります。直火、電気での加工方法でも、印面温度が焼印できる状態になっているかは、必ず試し押しをして確認するようにしてください!
※名入れの真鍮文字アルファベットの話しになりますが、名入れの際の文字の交換をした場合、入れ替えた文字がじゅうぶんに温まるまではしばらく待たないといけません。熱を使う加工では、温度の管理がとても重要です!
焼印デザインについては、加工する素材にあわせて無理のないシンプルなデザインで焼印をつくることが重要です。加工する素材の焼き目の入り具合、くせなども素材により違いがあるので、デザインのご相談の際には必ず加工する素材についても教えてください!
素材の準備不足
焼印を行う前に素材を適切に準備することが重要です。表面が平らで清潔であること、加熱しやすい状態にあることが大切です。
ロゴ、文字入れ加工では、加工する部分は水平になっていないと綺麗に焼印がはいりません。また、汚れ、水分、油分などが表面についている場合でも同じく焼印のデザインの再現性が落ちてしまいます。
作業のテクニック
加熱時間や圧力の加え方、焼印を均等に押し付けることなど、焼印作業のテクニックに問題がある場合もあります。
この技術の問題は、練習を繰りかえしてコツをつかんでいただくしかないのです・・・素材の硬さや大きさ、焼印デザインによっても、加工の難易度に違いがでます。はじめての焼印加工導入される場合には、できる限りシンプルなデザインと、大きすぎるサイズで焼印をはじめないようにすることがおすすめです。大きくなるにつれて、やはり加工の難易度はあがりますので!
これらの要因を確認し、原因をつきとめることができれば、焼印の仕上がり・品質を向上させることができます。初めての場合は、練習が絶対に必要です!失敗の数だけ、焼印でのロゴ入れ加工はうまくなります!!