箔押し加工は、印刷や製本などの加工技術のひとつで、金属箔を使用して特定の部分に輝やかで光沢感のあるデザインや模様を施す方法です。
箔押し加工で使う箔(熱転写用の箔)について簡単にご説明をさせていただきます。
熱転写用の箔とは?
箔押し加工で使うキラキラしている箔は、いくつかの層により構成されています。手でさわるとペラペラで、作業中に風が吹けばヒラヒラと飛んでいくぐらい軽いんです。
キラキラの箔(メタリックホイル)は5層から成り、接着層と呼ばれる一番下側の層にひみつがあります。この接着層には、紙には紙によくつく接着剤、プラスチックにはその樹脂によくつく接着剤が仕込まれているんです。
箔の構造をなんとなく知っているだけで、箔押し加工をする際にとっても役立ちます!失敗も少なくなります!
箔の種類の違いとは?
熱転写用の箔では、箔押しをする素材にあわせていくつかの種類があります。種類の違いは、表面の色の違いではなく素材になじむための接着剤の違いにあります。
接着剤の活性化する温度が違いますので、例えば【革・紙用】では設定温度は110度。【ナイロン用】では設定温度は130度と定められています。
箔の色・カラーについて
熱と圧力で箔押しができる熱転写用の箔のカラー、色についてですが、箔の色展開もかなりの数があります。焼印本舗の取り扱っている箔は、金・銀・白・黒の4色だけとなります。
その他のカラーでご用意される場合には、必ず熱転写用の箔の種類をお選びください。また、何に箔押しされるかも事前に確認し用途にあわせた種類でお探しください。
ロゴや文字のアルファベットの名入れの箔押し加工も自作加工で!
ホットスタンプ(温度調整あり)があれば、外注に出さなくても自分で箔押し加工ができます。
紙製のスリーブに箔押し加工。 書籍、パッケージ、名刺、招待状などさまざまなアイテムで用いられていつ箔押し加工です。
簡単箔押し加工の動画
ホットスタンプを使った箔押し加工は、あまり力を使う必要はありません。温度と均一にかける圧力でポンっと軽めの押し加減です。