【How to】実際に箔押しをしてみよう。

箔押し加工がしたい!というお問い合わせが多いので、今回は箔押し加工についてのご紹介をさせていただきます。箔押しとは、熱で圧着する箔を使って素材に金属のようなメタリック感を表現するものです。

箔には、あらかじめ素材にあわせた接着剤の層があり、その接着剤を適温で加熱した凸版で圧着させることで、色のついた箔が素材に印刷されます。プリンターなどでも、金属の光沢感を出すことが難しいため、素材・製品に高級感を与えれるホットスタンプ(箔押し加工)は今でも人気の加工です。

箔押しに必要なものは?

凸版。金属の焼印・刻印であればOK! そして、それを適温であたためれる道具。温度調整ができる機材に限定されます。

箔押し加工に必要な温度帯は、そこまで高くありません。110℃から130℃程度になります。 それ以下の温度では、接着剤が活性化しないため箔がつかない・・・ それ以上の温度では溶けてしまう・・・ 焼印や型押し加工と違い、温度の調整にシビアなのも箔押し加工の特徴!

当店のホットスタンプのような、温度を調整できるものをご用意ください。

半田ゴテで箔押しはできますか?

同じ焼印・刻印を加熱する道具に、電気式焼印でつかう半田ゴテがあります。 いわゆる、半田ゴテセットで焼印ができますか?というお問い合わせも多いのですが、答えは、できません。

はんだごては、温度調整機能が無い点。(一部半田ゴテには、温度調整機能があるものも存在しています。)半田ゴテは、コンセントにさしこみ、約10分程度で550℃程度まであがります。

箔押し加工の適温をはるかに超えてしまいます・・・ そして、もうひとつ、フリーハンドでの加工になってしまう点。

焼印や刻印を均等に素材に圧力をかけにくいので、箔がうまく定着しにくくなります。 ホットスタンプのような機材では、刻印を機械にセットすることで、上下の垂直のストロークで加工できるので、均等に圧力をかけることができます。 誰でも簡単に箔押し加工を自作できる紙へのおすすめの道具は?

実際の箔押し加工の様子を素材別に動画でご紹介!

革・合皮

革のカード入れに箔押し加工を入れます

合皮にゴールド箔をプリント。

厚紙への箔押し加工。

写真(光沢紙)に箔押しでプリントします。

ノートの表紙に金の箔押し加工をいれる

でこぼこしている素材に箔押しはできる?和紙への箔押し加工

その他

クリアファイルにシルバーの箔で文字をプリントする

プラスチックボードへの箔押し

さいごに

箔押し加工を自社で行う場合のご案内をさせていただきました。 当店のホットスタンプは卓上タイプのため、大型の機械と比べるとパワー不足は否めません。

ホットスタンプの重さは約9kg。 そのため、刻印のデータチェックの際には、刻印のサイズ、デザイン(線と線の隙間、や黒ベタ)、ご利用予定の素材などの詳細より、無理のない箔押し加工ができるようにご提案をさせていただいております。

大量の箔押し加工では、外注(箔押し加工自体をしてくれる)、外注に頼むほどの量が無い場合や、必要な量だけ加工したい場合などでは自作で箔押し。などと用途にあわせて使い分けをしていただければと思います。

ホットスタンプでの箔押し加工の導入前には、今回ご紹介させていただきました動画のように、素材のサンプル(実際に箔押しをする素材)を弊社までお送りいただければ、無料で試し押しをさせていただきます。 お気軽にご利用いただければ幸いでございます!



箔押し加工
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著者 焼印本舗 店長 岡留

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