ろう引き紙袋(ワックスペーパー)に自分で箔押しはできる?

表面に蝋引き加工がされている紙袋に箔押し加工をしていきます。蝋引き加工とは、紙の表面にロウソクと同じロウをしみ込ませる加工で、紙の色目やしっとりとした質感があり、防水性・耐水性も高くなるそうです。

蝋引き紙袋の画像


ワックスペーパーとも呼ばれ、食品の包装用資材やラッピング材として人気です。

そういえば、自宅の冷蔵庫の野菜室には、蝋引きの紙袋で野菜を保管しています。妻が見た目のおしゃれ感を出すためにやっているのかと思いきや、汚れに強く通気性も良いのでとっても実用的な使い方をしていることを、今日知りました!

蝋引き紙袋に名入れ箔押し加工をしている画像


ホットスタンプであたためた金属文字で箔を熱転写し印字するのが、いわゆる箔押し加工です。熱転写用の箔はとても薄く軽い、鼻息だけでもどこかに飛んでしまいます。夏場、空調の風でよく飛ばされてしまいます。

蝋引き紙袋に名入れ箔押し加工をしている画像


箔押しをする蝋引き紙袋は、袋状になっていますので中敷きにゴムマットを挟み込んで押しています。表面はすべすべですが、紙用の箔でしっかり仕上がっています。

箔押しの設定温度は、箔の種類により決まっています。紙/革用は設定温度110℃ですが、紙素材への箔押しをする場合には、+10℃あげた120℃での加工がおすすめです。

革のように素材自体にやわらかさと厚みがあるものには、110℃がちょうど良いのですですが、紙など厚みの薄いモノへの箔押しでは、しっかり箔を定着(なじませる)させたいので120℃で加工することがあります。

設定温度は、箔の入り具合をみてこまめに温度調整をすると箔押しの仕上がりの精度が高まります。箔の仕上がりで、デザインのまわりにも箔がついてしまっている場合には、温度を下げる。※温度の上げ下げは1℃単位ではなく、5~10℃単位での調整がおすすめ。

箔の定着がわるい場合には、温度を上げる。もしくは、押し付けの時間を延ばすなどの調整をしてみてください。

蝋引き紙袋に名入れ箔押し加工をしている画像


箔押し(熱転写)での加工は、それほど力は必要ありません。型押し・焼印・箔押しの3つの加工の中では、一番難しいとされていますが、箔押しをする素材のくせと、素材にあう箔の種類がぴたりとあえば、できない加工ではありません。

蝋引きされた紙袋(ワックスペーパー)への箔押し加工のご紹介でした、ご参考にしていただけましたら嬉しいです。


箔押し加工
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