紙製のパッケージ・包装資材にホットスタンプTW350で箔押しができるかの試し押しをさせていただきました。
ホットスタンプ導入前にお持ちの刻印とサンプルのパッケージを一緒に送っていただきました。

ホットスタンプTW350での熱転写による箔押しの加工では、製品サイズに制限があります。ホットスタンプの支柱から刻印をとりつける中心位置の距離は約80mmです。
製品や素材の端から約8センチの場所にしか刻印がとどきませんので製品サイズも事前にチェックが必要です。
展開されているパッケージの場合、ロゴを押す位置が端から8センチ以上離れている場合でも、折り曲げることで任意の加工位置に届かせることができる場合もあります。

ホットスタンプへの刻印の取り付けの方法は2種類、棒ネジとナットで固定、今回のように厚みが薄い刻印の場合には、耐熱性両面テープをつかって取り付けをします。
ボンディングテープという特殊な両面テープは、適度な圧力と熱を加えることで接着力がでてくる不思議なテープです。
箔押しや型押しで使えるホットスタンプ用のオリジナル金型(刻印)

パッケージ、段ボールの仕様上、紙の中心部に中芯とよばれる緩衝材の役割をする部分が入っています。紙の断面をみると、なみなみの構造がみてとれます。
この中芯がある場合、上から圧力をかけた時にストライプ上にわずかな段差がうまれてしまいます。そのため、空洞になっているところの箔の定着がわるくなってしまいます。
対処法としては、強めに押し込むことぐらいしかありません。設定温度は、紙用の箔の110度で設定しています。
すでに、お持ちの刻印で加工の仕上がりを導入前に確認していただける試し押しサービスは、サンプル手配の時の往復の送料だけご負担で、テスト加工は無料です!聞くだけではわからない実際の加工の仕上がりはやはり試し押しが一番わかりやすい!!!