一度は見たことやもらったことがある厚紙に、ゴールドの箔をプリントする。
紙の素材にゴールドの箔押し加工の試し押しのご依頼です。
少し厚みのあるこの優雅なフレームは誰でも一度は見たことがある紙。表彰状、それもサイズは大きめです。
厚紙への箔押し加工の試し押しを、ホットスタンプTW350で可能な加工の限界距離や知っておいてほしいポイントを中心にご紹介させていただきます。
箔押し加工で使用する道具は、温度調整が可能なホットスタンプTW350。
機械によっては、素材をセットして刻印で加工できる位置の限界距離があります。
機械の構造上、支柱から刻印をとりつけている位置までが有効な範囲になります。
ホットスタンプTW350の加工ができる限界距離は?
支柱から加工できるヒーター部分の中央までが8cm。
基本の仕様は、焼印をヒータプレートの中央に空いている穴にナットで固定する取り付け方になります。
さらに、この距離では素材の加工したい位置に届かない場合には、オプションパーツの専用アルミプレートを使えばさらに加工範囲がもう5cmひろがります。最大13cmまでの距離。
耐熱性両面テープ(ボンディングテープ)でのセット方法となります。
ご希望の加工位置に問題なく加工できそうです!
紙の規格のサイズの有名な大きさでいうと、B5の中央は加工できるけどA4の中央には少し届かないというところです。
余談ですが、この記事を書いている途中にA判とB判という用紙サイズの規格について、ググるとはじめて知りました…普段何気なく使っているA4とかB4とかのなじみのあるアルファベットの意味を…
試し押しのご依頼の際には、素材の加工したい位置などがわかるようにマークをしていただければ、ムリ無く加工できるかの確認をさせていただきます。
紙への箔押しの設定温度は110℃。電源を入れてから約10分程度で予熱完了です。
押し加減について、紙などの素材の場合、押しつけ時間は約1秒、気持ち強めでグイっと!
言葉では伝えずらいので、動画で加工のご紹介もしております…
箔押し加工の時の刻印に❤のようなベタの部分が多いと難易度は少し上がってしまいます。
でも、きれいに決まるといい感じです!
均等な圧力と温度。この2点が重要なポイントです。
セットした時の素材の水平、刻印のセットが水平により均等な圧力はOK!
温度は、110℃(箔の種類により予め設定されています。)温度調整可能な機材だと壊れていない限り簡単に設定できます。
動画で実際の箔押し加工をご確認ください!
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