本革へのロゴ入れをした時に、押したはずのロゴが時間の経過で消えてしまうことや、摩耗により薄くなってしまうことがあります。
うすくなったり、消えてしまう要因はいくつか考えられるのですが、革の種類や加工方法(使う道具や設定温度)によって起きてしまう現象になります。
加工したロゴが消えてしまいやすい革の特徴は、ずばり、やわらかい種類の革です。鹿やヤギ、ピッグスキンなど。弾力性が高いので、押した部分も戻りやすくなります。
ロゴ入れをする時に非加熱の打刻加工などでは、やわらかい革には歯が立ちません…やはり、適温の熱をかけたホットスタンプ(均一な圧力)での加工が必要です。
※やわらかい革はデリケートなものが多く、熱をかけすぎてしまうとダメージが伝わり過ぎてしまうこともあります。
蝦夷鹿の革に型押し・焼印・箔押しの温度を変えて試し押ししています。
刻印(型押し)加工
焼き目がはいらないぐらいの温度でのプレス加工。革本来の色が刻印を押した時に濃くでるので焼印の加工のようにもみえなくはないです。
焼印加工
少し温度をあげて焼き目をいれた仕上がりです。
箔押し加工
表面にシボ(凹凸)があるため、箔押しの加工をする時には強めに押し込むのがコツです。つき過ぎた箔は熱がかかっていない部分はとることも可能です。
シボがあるため、小さい文字部分はすこしかけてしまうことがあります。
やわらかい革へのロゴ入れをホットスタンプで加工しています。設定温度をかえて3つの加工をつかいわけることができます。
加工の仕上がりを事前にたしかめることができる無料の試し押しもお気軽にご利用ください!!