木の器(木製トレイ)に焼印をする前に確認するポイント

本日、ご来店のお客様よりお持ちいただきました素材・製品に焼印・型押し・箔押し加工をさせていただきました。合皮素材の小物、帆布生地のエプロン、木の器など、素材・形状などにあわせて加工機材を変えながらの試し押しをご一緒させていただきました。

木の器、木製トレイへの試し押しでは、電気式セットホットスタンプでの焼印加工をさせていただきました。電気式セットの電気ゴテでの焼印は、温度調整ができないのですが、ホットスタンプでは届かない加工位置にも焼印を押すことができます。

木・木製品に焼印をする場合に重要なことがありますので、簡単にご説明させていただきます!

木・革・食品にロゴ入れ・名入れができるホットスタンプの画像

既製品の木の器には、オイル・ミツロウ、ウレタン塗装、漆塗りなどが施されているものが多く、焼印加工をした際にデザイン・文字がぼやけてしまうことがあります。木の器、木製品への焼印加工をされる場合には、無塗装の状態での焼印がおすすめです。

ウレタン塗装の木への焼印の仕上がり

ウレタン塗装仕上げの木への焼印の画像


オイルステイン仕上げの木への焼印の仕上がり

オイルステイン仕上げの木への焼印の画像


漆塗りの木への焼印の仕上がり

漆塗りの木への焼印の仕上がりの画像


無塗装・無垢の状態の木への焼印の仕上がり

仕上げ材が塗布されている木への焼印では、焼き目がはいらない、デザイン・文字がぼやけてしまうなどが起きやすくなります。仕上げ材は、木製品の保護の役割があるため、薄くコーティングされている仕上げ材の層が焼印を押し際に先に焼けてしまうため綺麗に仕上がりにくい結果となります。

塗布されている仕上げ材や塗られている量などによって、焼き目の入り具合も変わってきます。木製品への焼印をご検討の場合でも、表面の仕上げ材の有無なども事前にチェックしておくことが重要です!

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著者 焼印本舗 店長 岡留

焼印本舗 岡留 祐介

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