こんばんは!店長の岡留です。「木製品にロゴや文字を焼印で入れよう!」 とご検討されている方に是非知っておいてほしい事があります! 木に焼き印の場合、無垢な素材であればほぼスルーでOK!
木の種類により焼き目の入りやすさなどに多少の違いがあるぐらいでも、焼き目は問題なく入ります。問題なのはこれ! 焼印しようとされている、その木製品、『テカテカしていませんか?』 もしくは 『色が塗られていませんか?』
無印良品やIKEAなどの量販店の木製品にはニスやカラフルな色で塗装されているモノが多いかと思います。 見た目をよくするための仕上げとしての塗装、また汚れ・傷がつきにくくするために塗られています。 今日は、塗装されている木製品への加工(ロゴや文字入れ)についての難しさをご説明させていただきます。
塗装済みの木製品に焼印をしてみよう!
無垢な木の状態であれば、特に気にする必要はないのですが、こちらの塗装がされている筆に焼印をすると・・・
素材は違いますが、何もぬっていない状態の木への焼印と比べると一目瞭然です。 塗料が先に焼けて文字のまわりが白っぽくにじんだような仕上がりになります。
焼印を押しあてた時に、パチパチっと油がはねた時の音がします。 匂いも少し出るので換気するようにしてください、塗装済みへの焼印する場合は! この焼印の温度は330度です。
ホットスタンプで温度を調整していますが、半田ゴテなどでの焼印される場合、印面の温度は約500度前後まで上がります。 既製品の木の商品には、ほぼほぼニスが仕上げ材として塗布されています。
一度コーティングされているニスを取り除くのは現実的ではないかもしれません。 ニスを除去する剥離剤などもありますが、手間もかかるし、商品を傷めてしまうこともあるので・・・
動画で焼印しているところを見てみよう!
細い場所を狙うために、動画の途中、位置合わせで少し長くなってしまいました・・・ 実際の焼印している秒数は、このあたりです、 ↓↓↓↓↓↓↓↓ 5:27 塗装済みの木製品に焼印をした仕上がり
塗装済みの木製品にロゴや文字をいれるには?
オイルフィニッシュ・ステイン・漆・蝋(ワックス)・柿渋・ウレタンなど塗装の種類によりかなり違いがあるので、すべての塗装されている木製品にあてはまるものではありません。
それでも、薄めに塗布されている場合でも、何もしていない無垢な木材と比べると仕上がりがぼやけてしまいます。 ニスや塗料が木材を保護している為に、高温の焼印加工がきれいにできないことをご紹介させていただきました。
残るマーキングの手段としては、熱を使わない打刻。 金型を叩いてへこませる加工。 塗料の種類や塗られている厚みによっては、塗膜(塗料の層)が破れてはがれてしまうこともあるのでご注意を! そしてもう一つが、箔押し。 箔押しの温度帯は、110度から130度程度なので、ニスや塗料が熱ではじけてしまう温度まで到達しません。
塗装済みの木材に限らず、木のような硬い素材へ箔押しをされる場合に、コレが役に立ちます! シリコン製のオリジナル刻印。 革や紙など、ある程度素材自体にやわらかさがある場合、真鍮など金属の焼印で箔押し加工ができます。
ただし、木のように硬い素材へ金属の金型で箔押しをした場合、木の表面全体にきれいに当てることが難しいのです。(表面のわずかな凹凸のへこみ部分に箔が定着しない。) 塗装済みの木製品にシリコン刻印で箔押ししている動画です。
そんな時には、このゴムのような刻印が使いやすい。 シリコン製の刻印は箔押しの温度程度であれば熱を入れても大丈夫! 木に箔押し加工されたい方は、シリコンの刻印希望と、お問い合わせください。 焼印本舗の裏メニューのオリジナル刻印です。
さいごに
木製品に焼印をされる場合には、無垢な状態での加工が望ましいということです。 お化粧するよりも、スッピンの状態で焼印してください! 木製品と言えば、わたしが数年前に購入した中古戸建も木造。
店長おかどめと同じ年齢、42年と年期が入っています。 42年も経過すると、いろいろな所にガタがきております・・・ 特に最近ヤバくなっているのが床。
よく踏まれるスポットが、たわんでへこむ。ちょっとしたジャンプ台のようです。 妻が目印にテープで×を貼ってくれたので、家の中が地雷原のようです。 ※すでにリフォームの見積り終わっているので後はオーダーするだけ!年内の工事は絶対間に合わない・・・
張り替えるまでは、床下に落ちないように気をつけて暮らします。 今日も最後までお読み下さりありがとうございます。