革の素材への刻印加工をホットスタンプでの仕上がりを試していきます。レザー・本革へのロゴ入れ加工をする場合には、非加熱の打刻(叩く圧力)というやり方もあります。今日の加工は、熱を加えてロゴの型を革につけていきます。
花札デザインのかなり隙間の狭い刻印(真鍮製)を使います。真鍮製の刻印の彫りの深さは3mmから4mmで削っています。ただし、刻印のすべての部分に彫りの深さを均一にしての製作ができません。デザイン上の線と線の隙間が狭い箇所は、深く彫り下げることができません。
焼印・刻印・箔押しの加工の場合、隙間が狭くなっている箇所はきれいに仕上がりにくい傾向があります。3つの加工表現のうち、もっとも細かいデザインを再現できるのが、刻印(型押し)加工です。※加工する素材などにより違いはあります。
刻印の凸部分の熱している部分を革に押し当てると、刻印の削っている柄が浮き上がるような仕上がりになります。ホットスタンプの設定温度を150℃にあわせての加工です。熱の力で革に型を定着させての加工となりますので、押す力はそれほど必要ではありません。
刻印加工の再現性が高い理由として、箔押し加工では隙間の狭い箇所に箔が残ってしまいやすく、焼印加工では隙間部分に焼きにじみがひろがって焼きつぶれてしまいやすくなるということが起きやすくなります。
右側のSAMPLEの文字の大きさは、縦幅3mmの小さいサイズ。小さい文字でもクッキリした刻印加工の仕上がりです。
試し押し無料モニターでは、実際の素材をお送りいただけましたら仕上がり具合をたしかめたい加工でテストをさせていただきます。刻印デザイン作成の際の目安、線の太さや文字サイズなどの限界なども事前に確認することができます!
試し押し完了後の素材サンプルは、テストのレポートとあわせてご返送いたしますので、お手元でロゴの入り具合をお確かめいただけます!お気軽にご利用くださいませ。※試し押し無料モニターでお急ぎのご対応はできかねます。サンプルの到着の順番となりますのであらかじめご理解いただきご検討くださいませ。