【事例紹介】アクリル板への型押し(刻印)加工を徹底検証!

アクリル板への刻印(型押し)

今回は「アクリル板にアルファベットで『suisouyasan』という文字を刻印したい」というご依頼をいただき、無料試し押しサービスにて検証を行いました。

アクリル板は、その透明性や耐久性から様々な製品に利用されていますが、刻印加工においては、素材の特性を理解した上で適切な温度管理と技術が求められます。

アクリルに名入れ

本記事では、厚みのあるアクリル板と薄いアクリルプレートの両方で実施した試し押しの結果を基に、アクリル板への刻印(型押し)加工のポイントや注意点、そして最適な加工条件について詳しく解説します。

素材(アクリル)への加工のポイント

ホットスタンプでアクリルに文字の刻印

アクリル板への型押し加工では、素材の特性上、温度管理が最も重要なポイントとなります。今回の試し押しでは、ホットスタンプの設定温度を120℃に調整して検証を行いました。

アクリル樹脂は、おおよそ100℃程度で型が入り始めるため、120℃という温度は適切な刻印深さを得るための理想的な温度帯と言えます。

また、アクリル板が水平でない場合、刻印が浅くなったり不均一になったりする可能性があるため、素材のたわみや傾きには細心の注意が必要です。

わずかなたわみであれば、温度を少し上げて“深めに”刻印することでカバーできる場合もありますが、基本的には加工面を平坦に保つことが美しい仕上がりの鍵となります。

アクリルへの刻印加工の詳細

今回の試し押しでは、ホットスタンプを用いた刻印(型押し)加工を行いました。真鍮製のアルファベット文字を使用し、アクリル板への刻印の可能性を検証しました。

ホットスタンプによる型押し(刻印)

使用機材: ホットスタンプ、真鍮製アルファベット文字
加工温度: 120℃

アクリル板に型押し

加工結果

厚みのあるアクリル板と薄いアクリルプレートの両方において、良好な刻印結果が得られました。

真鍮文字へのアクリル樹脂の付着も見られず、シャープで均一な刻印が実現しました。温度管理が適切であったため、樹脂の溶け落ちや黒ずみといった問題は発生しませんでした。

加工のポイント・注意点

アクリル板への型押しは、適切な温度設定が非常に重要です。今回の120℃という設定は、アクリル板の特性に合致し、美しい仕上がりをもたらしました。

また、素材の水平を保つことで、刻印のムラを防ぐことができます。もし薄いアクリル板で僅かなたわみや歪みが出ている場合は、温度を数℃高めて少し強めに押し込むことで、刻印の入りを補正することができます。

まとめ

今回の試し押しを通じて、アクリル板への型押し加工は、適切な温度管理と素材の水平を保つことで、非常に良好な結果が得られることが確認できました。特に、ホットスタンプを120℃に設定し、真鍮文字を使用することで、アクリル板にシャープで美しい刻印を施すことが可能です。

素材の特性や形状によって加工の難易度は異なりますが、アクリル板のように熱に敏感な素材でも、適切なノウハウがあれば高品質な加工が実現できます。

しかし、実際に試してみないと分からないことも多いため、焼印本舗では無料試し押しサービスをご提供しております。

お客様の素材に最適な加工方法を見つけるために、ぜひこのサービスをご活用ください。加工に関するご相談やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 


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