こんにちは! 店長の岡留です。 『ロゴ入れや名入れの加工をもっと簡単に素早くキレイにしたい!!』 自分で焼印・刻印をされている多くの方が思っているはず。 同じ位置に安定した加工(焼印・刻印・箔押し)をするには、位置決めが重要です。
位置決めとは、加工したい位置に正確に素材を置くこと。 外注で作る場合の治具は金属やアクリルなどの素材で作られることがあり、素材の形状にぴったりのモノができる。
ただし、それなりの費用と時間がかかってしまいます。 加工する数量が少なく、小ロット・多品種でのロゴや名入れをされる場合にはすべての素材・製品に専用の治具を用意するのは難しい・・・
そこで、今日は誰でもすぐに作れる治具(じぐ)の作り方をご紹介致します。 使うアイテムも特別なモノではなく、量販店・ホームセンター・100円ショップで手に入ります。
治具(じぐ)とは?
聞きなれない治具について治具/ジグ(英語:jig)は、加工や組み立ての際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の総称。「治具」という日本語は同義の英単語 "jig" に漢字を当てたものである。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
治具のいいところは、 ・加工の時間を短くできる ・加工の精度が高くなる ・加工の品質を一定にできる ・個人の技術差が出にくい 早速、コルクマットを使ったカンタン治具づくりへ!
コルクマット治具を作ってみよう!
コルクマット治具は、整品や素材にあわせて作成できる! しかも、低コストで家にある道具で準備できるってところがポイント。 まずは、動画でご説明をさせていただきます。
コルクマットで治具をつくる手順
動画でご説明した治具の作り方の流れをまとめてみました。- ホットスタンプに金型をセット。
- 加工にあわせて温度を設定する。
- コルクマットをホットスタンプの作業台と同じサイズにカットする。
- コルクマットをホットスタンプの作業台にぴったりあわせてセットする。
- コルクマットに焼印をおす。
- 焼印が入っている位置に素材を合わせて輪郭をトレースする。
- 書いた線にあわせてコルクマットをカットする。
- カットしたコルクマットを作業台に戻す。しっかり動かないように固定。
~~~~~準備完了~~~~~
準備が整えば、素材をコルクマットのくり抜いた部分にセットし焼印を押すだけです。 焼き目の加減は、温度調整にて可能です。
治具(位置決め)づくりで使ったアイテム
・コルクマット
→IKEAで5枚入り ※厚紙でもOK!厚みがありすぎるコルクマットはNG!
・はさみ
→家にあったやつ ※カッターがあれば、曲線などで使いやすい!
・カッターマット
→100円ショップで購入 ※サイズは大きいやつのがやりやすい!
・文房具
→ものさしとペン。
コルクマットを、はさみを使って切りましたが、カッターの方がカーブは切りやすいですね!
コルクマットの厚みが3mm程度あり、ある程度の弾力もあるので素材をセットしやすい!
コルクマットは、ペンや鉛筆で線も簡単に書ける。 センターの位置決めでは、中央部分がわかるように長めの線をまっすぐに書くようにしてください。
コルクマットの治具の用意にかかった時間は、約3から5分程度。 位置合わせできるようになると、加工の精度が高くなります。
木材や厚紙などで作る場合でも同じ手順です。 安定した加工を時短でする場合の参考にしていただければ幸いです。 自分でする加工で、お困りの場合はお気軽にご相談ください!