『ロゴや文字などを焼印でいれる時に、どうやってあたためるか?』
という焼印する際に迷ってしまう、焼印の方法のえらび方について簡単にご説明をさせていただきます。
その前に、焼印の加工について、熱した金属を焼き付けて表現をする道具です。革や木、食べ物などの表面に使用されることが多く、識別、ブランドをアピールするために利用されています。
主な方法として、直接の火で加熱する直火(じかび)と、電気の力(電気ゴテ)で加熱する電気式があります。直火式と電気式の方法にはそれぞれ、メリット・デメリットがありますので、目的、使用状況に応じてどちらにするのかが最適かでお選びいただくと、焼印の導入後もスムーズに活用いただけます!
・使用目的と対象物の素材
・加熱速度と精度
・使いやすさと安全性
・量と効率
使用目的と対象物の素材
焼印でロゴをいれる対象物の素材や形状により、適した加熱方法が異なります。木材や食品などの場合には、直火が適していることがありますが、革やプラスチックなどの繊細な素材には電気式が適していることがあります。
お問い合わせ・ご相談の際に、焼印を押す素材について具体的に教えていただくことで、最適な加工方法・道具のご提案をさせていただきます。
加熱速度と精度
直火は瞬時に高温になりますが、温度管理が難しいことがあります。一方で、電気式は比較的温度管理がしやすく、安定した温度を保ちやすいのですが、加熱に時間がかかることがあります。
時間がかかっても安定した仕上がり、精度を追求するのであれば電気式。また、安定した温度での加工ができるため、焼印を押す作業者が複数で加工されるケースなどでも電気式がおすすめです。
料理が冷める前に、仕上げの焼き印をいれる場合には、直火式がおすすめです。冷えた状態から焼印ができるまでの時間は圧倒的に直火に軍配があがります!
使いやすさと安全性
直火を使う場合、火を使うための安全対策などの注意が必要です。電気式の場合にも、高温の作業となりますので注意が必要ですが、直火に比べると安全性は高くなります。
直火と電気式、焼き目が入る温度帯、いわゆる高温での加工をするため電気式での作業もじゅうぶんに気を付けて加工をしてください。よくあるのが、コンセントにさしたまま忘れていた…ということもありますので、電気式だから絶対の安全性があるとは限りません!
焼印を使ったイベントでは、年齢制限を設けて安全の確保が最重要になります。屋外での加工を直火式で開催したときには、低学年以下のお子様たちには、最後にちょっとだけ手を添えてもらっての加工をしました。
量と効率
大量の焼き印をする場合には、効率的に作業ができるかどうかを考慮する必要があります。焼印をつかう素材や状態などにあわせて焼印の方法を選ぶことで作業効率がよくなります。
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焼印をどうあたためるか?という選択をするためには、どのようなものに焼印を使うのか、どのぐらいの数量をどれぐらいの時間で加工されるのか、など焼印を使う状況のイメージを共有させていただけましたら、最適な加工道具でのご提案をさせていただくことができます!