今日の試し押しは、薪ばさみのストッパーになっている合皮生地へのロゴ入れ加工になります。合皮素材へのロゴ入れでは、温度調整ができるホットスタンプでの加工をおすすめしておりますが、今回は価格をおさえた合皮生地へのロゴ入れをご紹介させていただきます。
本革などへの焼印では、170℃ぐらいから焼き目がはいります。合皮素材、PU、フェイクレザーなどへのロゴ入れでは、温度は110℃前後におさえての加工が必要となります。合皮生地は、ベースとなる生地の上に合成樹脂をコーティングされているので、高温でのロゴ入れをしてしまうと、下の生地まで見えてしまいます。
※今日の試し押しは、パワーコントローラーなしでテストしています。
焼印電気式セットは、予熱10分程度で500℃ぐらいまで上がります。温度調整機が無い場合には、一度加熱してからコンセントを抜いて焼印が冷えるのをゆっくりと待ってからの加工となります。
見た目には温度の変化がわからないため、木や同じような合皮生地に試し押しをして温度の加減を調整します。試し押しでの仕上がりが確認できれば、本番のロゴ入れ加工をしていきます。
※パワーコントローラーがあれば、もう少し簡単に安定した加工ができます。
合皮素材へのロゴ入れを低コストで加工できるセット
焼印(真鍮製)電気式セットとあわせてパワーコントローラー(温度調整機)をお選びください。おおまかにしか温度調整することができませんが、パワーコントローラーなしで、合皮素材に焼印してしまうと、焼き抜けてしまうことがあります。