焼印本舗のご来店レクチャーでは、お持ちいただいた素材・製品への試し押しをさせていただきます。今日の加工のご紹介は、合皮素材のフロアマット、シートカバーへの刻印(型押し)です。
製品化、縫製されている場合には、中綿(ウレタンなど)が入っているものがあります。座り心地をよくするために挟みこまれているのですが、刻印(型押し)加工や箔押し、ロゴ入れする際には、難易度があがってしまいます・・・
合皮素材への型押し加工では、素材にあわせたちょうどいい温度を探りあてることが重要です。人工的に作られている合成皮革は、土台の生地の上に合成樹脂(ゴム)が塗られてできています。表面にコーティングされている合成樹脂の厚みや原料の違いなどでも、刻印がはいる温度帯には違いがでます。
温度が高い場合、表面の樹脂が溶けてしまい下地の生地が見えてしまいます
適温を探りあてるためには、温度を変えながらの地道な試行錯誤が必要です。下は110℃からスタートし、10℃ずつ温度を上げながら仕上がり具合をみていきます。上の温度は、170℃ぐらいまで。それ以上の高温では合成樹脂が溶けて白いガスが発生します。
温度設定を変えながら適温がわかると、次に押し込み加減を変えて理想の仕上がりができるやり方を決めていきます。クッション(ウレタン)が挟み込まれているため、少し強めに押しきらないと型の入りが甘く薄い仕上がりになってしまいがちです。
合皮素材への型押しをきれいに仕上げるために!
- 素材に型がはいる温度をみつける
- 押す強さを決める(押し付け時間、秒数も決めておくと安定します)
素材にあわせた温度設定と押し加減を把握することで安定したロゴ入れ(型押し)をすることができます。同じ位置に量産加工する場合には、製品の大きさにあわせた治具なども用意すると、より安定した加工を効率よく行うことができます!
実際の製品、素材への試し押しをすることで、焼印/刻印デザインの線の太さなどデータ作成の基準がきまりやすいメリットがあります。兵庫県伊丹市から遠方のお客様には、無料の試し押しサービスもございます。製品や素材のサンプルを郵送していただけましたら、確認したい加工の種類での試し押しを無料でさせていただきます。お気軽にご利用くださいませ!
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自社ではじめるロゴ入れ・名入れ加工に卓上タイプのホットスタンプと焼印のセットがおすすめです!