【試し押し事例】クラリーノ・コードレ・ヌバックへの電気式型押し加工を検証!

電気式焼印で3種類の素材にロゴを型押しできる?

オリジナルロゴを革製品や合成皮革に型押ししたいけれど、「きれいにロゴが入るのか」「電気式の焼印で加工できるのか」とお悩みではありませんか?

今回は、お客様より「電気式での仕上がりを確認したい」とのご依頼をいただき、クラリーノ・コードレ・ヌバックの3種類の素材に試し押しを行いました。

使用したのは、150Wの電気式焼印と温度調整用のパワーコントローラーです。40×40mmのロゴを使用し、それぞれの素材に型押し加工を行っています。

同じロゴでも、素材の厚みや表面の質感、熱に対する反応によって仕上がりが異なります。今回は実際の加工結果をもとに、適切な温度調整の重要性や、型押し加工で気をつけたいポイントをご紹介します。

クラリーノ・コードレ・ヌバックへの型押し加工のポイント

今回お預かりした素材は、クラリーノ1mm、コードレ2mm、ヌバック1mmの3種類です。

クラリーノとコードレは人工皮革・合成皮革系の素材として使われるもので、熱による変形や表面の変化に注意が必要です。一方、ヌバックは起毛した独特の質感を持つ素材です。

これらの素材にロゴを型押しする際に重要なのが、素材に合わせた温度調整です。

温度が低すぎるとロゴの凹凸が十分に反映されないことがあり、反対に温度が高すぎると素材が溶けたり、表面が傷んだりする可能性があります。

また、素材の厚みや表面の状態によって、加工時の圧力の伝わり方も変わります。均一な仕上がりを目指すには、素材を安定した平らな作業面に置き、ロゴ全体にできるだけ均等に圧力をかけることが大切です。

電気式焼印を使った型押し加工の検証結果

① ヌバック1mmへの型押し加工

使用機材: 150W電気式焼印・パワーコントローラー
加工温度: パワーコントローラーの低い出力設定

まずは、厚さ1mmのヌバックにロゴの型押し加工を行いました。

ヌバックは表面に起毛感がある素材ですが、今回の試し押しでは、電気式焼印を使用してロゴを問題なく反映させることができました。

パワーコントローラーを低い出力に設定した状態でも、ロゴの形状や文字部分を確認できる仕上がりになっています。

今回の結果から、ヌバックへの型押し加工では、必ずしも高い温度が必要というわけではないことが分かります。

低い出力設定でもロゴを反映できたため、素材の表面状態を確認しながら温度を調整することが重要です。

② コードレ2mmへの型押し加工

続いて、厚さ2mmのコードレに型押し加工を行いました。

今回の3種類の素材の中で、特に温度調整に注意が必要だったのがコードレです。

試し押しの結果、パワーコントローラーの目盛りを2番目付近に設定した状態が適温となりました。

一方、MAXに近い高い出力設定では、素材が溶けてしまうことが確認されています。

コードレは温度設定によって加工結果が大きく変わるため、出力を上げすぎないことが重要です。

今回のように適切な設定を見つけることでロゴの型押し加工が可能ですが、高い出力では素材を傷めるおそれがあります。

特に、初めて加工する素材の場合は、試し押しによって適切な設定を確認してから本加工を行うことが大切です。

③ クラリーノ1mmへの型押し加工

最後に、厚さ1mmのクラリーノに型押し加工を行いました。

クラリーノについても、パワーコントローラーを低い出力に設定した状態で、ロゴを問題なく反映させることができました。

加工後の写真では、ロゴのマーク部分と文字部分に型押しが施されている様子を確認できます。

今回の試し押しでは、低い出力設定でもロゴを反映できたため、クラリーノへの型押し加工も可能であることが確認できました。

ただし、同じクラリーノでも厚みや製品仕様などが異なれば、適切な加工条件も変わる可能性があります。

そのため、実際に使用する素材で仕上がりを確認することをおすすめします。

3種類とも電気式焼印による型押し加工が可能と考えられる結果でしたが、適切な温度設定には違いがありました。

特にコードレについては、高い出力設定で素材が溶けてしまうため、注意が必要です。

なお、今回使用したパワーコントローラーの目盛りは、焼印先端の実際の温度を示すものではありません。今回の結果は使用機材と素材を組み合わせた際の検証結果であり、別の機材で同じ目盛りに設定すれば同じ仕上がりになるとは限りません。

まとめ

電気式焼印による型押しは素材ごとの温度調整が重要です

今回の試し押しでは、クラリーノ1mm・コードレ2mm・ヌバック1mmの3種類に対して、150W電気式焼印とパワーコントローラーを使用した型押し加工を行いました。

その結果、いずれの素材も、適切な温度に調整することでロゴの型押し加工が可能と考えられる結果となりました。

特に今回の検証で重要だったのは、素材によって適切な温度設定が異なるという点です。

ヌバックとクラリーノは低い出力でもロゴを反映できましたが、コードレでは高い出力にすると素材が溶けてしまいました。

焼印や型押し加工では、素材の種類だけでなく、厚みや表面の状態によっても仕上がりが変わります。実際に加工してみないと判断が難しいケースも少なくありません。

焼印本舗では、お客様の素材をお預かりして加工の仕上がりを確認する「無料試し押しサービス」をご用意しています。

「この素材に型押しできる?」「電気式焼印でどのような仕上がりになる?」「箔押しや焼印にも対応できる?」といったお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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