ホットスタンプTW350は、2018年に販売を開始したモデルで、これまでのホットスタンプの上位機種としてリリースをしております。金属版などを加熱して各種加工ができる機械で、刻印機や箔押し機と呼ばれている機械です。 お客様のご要望や改良すべき点を踏まえた、ホットスタンプTW350についてのご紹介です。
焼印本舗の取り扱う商品はどれも自作加工ができる機材や道具ばかり、そして機材についてはできるだけコンパクトなタイプにするようにしています。
大型の加工機械と比べるとパワー・性能は負けてしまう点もあるかと思いますがコンパクトにしているメリットもございます!
・コスト面 オリジナルの刻印や備品とご一緒のご注文でも10万以内でスタートできます。 やりたい加工に合わせて必要なオプションパーツや備品を自分仕様にカスタマイズできます! ・設置や移動のしやすさ 重さは約8㎏程度 催事やイベントでの利用も電源の確保さえできればOK!家庭用のコンセントでいいんです。 取り扱い方も、少しさわっていただければ女性でも操作は簡単に慣れていただけます。
オミカさんも、今では半田ゴテや直火式の焼印加工よりもホットスタンプを使った方がきれいに各種加工ができるようになってます! なぜ、半田ゴテや直火式の焼印などの加工方法より、比較的不器用なオミカさんでもきれいに仕上げる事ができるのか?? ※オミカさんは不器用というより、思い切りがいいタイプです。心配性の私と違い、ガンガン加工を始めるタイプ・・・
試し押しについては、ほぼこの3人の誰かがやらせていただいております。加工と性格にも違いがあるようですが、ホットスタンプはこれら性格の違いによる加工のムラも関係しませんのでご心配なく! オミカ・・・思い切りがいい、男前。大陸から駐在している一人暮らしの女性。 岡留・・・心配性、やる前にあれこれ考えすぎて時間はかかります。おとめ座の40歳。 岡さん・・・困った時の岡氏。身体は小さいがリストが強い。力がいる時は呼び出します。秘儀ボンディング外しや、箔押し加工は何故か得意。 馬塲さん・・・論理的思考+破壊力抜群。たまに手伝いを頼みますが、打刻で自分の親指を破壊するほどの勢いでの加工が得意です。
誰でも簡単に自作ができる3つの秘密
秘密その1 温度の調節ができる
ホットスタンプなどの機材は、電気式焼印で使うようなはんだごてや直火式でする焼印加工との絶対的な違いである温度調節ができるという事。
秘密その2 まっすぐ押せる
これまでにはんだごてなどで加工された経験のある方はお気づきかと思いますが・・・ フリーハンドで加工するのは以外と難しい。特に日本人の美意識の高さ、いや作り手側のこだわりもかなり高いので刻印や焼印がすこしでも曲がっていると気持ち悪さを感じてしまいますよね。。。
その3 おたすけパーツいろいろ
ホットスタンプTW350には、いくつかのオプションパーツがあります。 おすすめ順にご紹介させていただきます。 可動式作業台 これは、あると便利!特に製品への加工などされる場合にはうってつけのパーツ。 ホットスタンプの支柱に取り付ける事ができる腕ミシンのような作業台。 袋状の製品などの加工では大活躍する事まちがい無し! 【オプションパーツ】可動式作業台(ホットスタンプTW350用) アルミプレート ボンディングテープを使った刻印などを張り付ける板です。 薄型の金属版など、シビアな加工位置を狙う時にはこのセット方法が使えます!
【オプションパーツ】アルミプレート 箔ホルダーセット これは、絶対に無くてはならないパーツではございませんがあれば便利という代物です。
本体脇にセットする事ができ、箔押し加工を相当数される場合などはあると便利です。 TW350には従来型のホットスタンプと違い、自動巻き取り機能はございませんのでご注意を! 【オプションパーツ】箔ホルダーセット
箔 備品 革や木材などの一般的なタイプ シルバー・ゴールド・ブラック・ホワイト ナイロンなどツルっとした素材には シルバー・ゴールド 箔についての関連記事はこちら 箔のひみつを知れば、箔押し加工も失敗しない??接着剤がポイント!
ボンディングテープ 備品 ホットスタンプTW350本体にも予め約20cm程度をセットに含まれていますのですが 頻繁にボンディングテープでの付け替えを行う場合には単品のご用意もございます。 ボンディングテープ
ホットスタンプTW350の真価はいかに?
TW350の開発者として、このモデルの良さについて手前味噌にはなりますがご説明させていただきます。 まず最初に従来型との改良点について、大きく違った見た目になったのはデジタル表示になっている事。使用する分には見た目だけの問題なので大きな改良点ではございません。 やはり、これ。最大温度。
最大温度が350度まで上がった事によって、ありそうでなかった焼印できる機械になりました。 革や木材などにも焼き目が、ジュっと入れる事ができるので加工の幅が拡がります!
そして、もうひとつ特筆すべき改良点が高さ調整の容易さになります。 これまでのモデルの素材をセットできるスペースは約5cm程度。 それに対しTW350では約15cmまで上げ下げができるようになっているので、加工の際にセットできる治具などや製品への加工もやりやすくなったかと思います。
そして、最後にTW350と同時に進化した名入れ用の文字アルファベットについて ついでではないのですが、名入れ用の文字も進化しております。これまでのブロック状の文字では無く、羽根つき餃子のように横から見るとT型をした仕様に様変わりしております。
こうする事で、熱膨張による文字の落下を防ぐ事ができます! ヒータープレートの大きさも二回りほど大きくなったので文字をセットできる幅自体も長くなっております。約10cm程度と以前よりも約3cm程度長くなってます。 新しい仕様の文字スロットでは、これまでによく起きていたアルミ製の文字スロットの故障などの心配もございません。
さいごに
TW350では、ロゴの刻印や焼印、名入れ用の文字などを使って自作加工をしていただけます。 電気式焼印セット(はんだごて)がやはり人気の定番商品ですが、焼印XLサイズなどで使う半田ゴテの機材との差は約5万円ぐらいです。 安定した加工と各種仕上がりの違いを自作加工できるホットスタンプTW350があれば、オリジナルのデザインでおつくりいただきました刻印・焼印を使ってさまざな素材に各種見た目の違う加工ができますのでおすすめです!お客様の声を元にこれからも日々進化し続けるレザーツールズでありたいと考えております。 TW350の開発についても、そうですが各種加工の機材についてもどんどん新しくしようとしておりますのでこれからも、叱咤・激励をよろしくお願い申し上げます。 ご購入後も安心のサポート体制でバックアップさせていただきます! 使い方や加工についてのご相談もお気軽にしていただけるのも魅力のひとつ。
型押し・箔押し・焼印加工をもっと自由に!ホットスタンプTW350