「販売する商品やオリジナルのグッズに、自分のブランドや会社のロゴを入れたい!」そう考えたとき、多くの人が直面するのが「ロゴ入れを専門業者に外注するか、必要な機材を揃えて自分で作る(内製)か」
という2択は、単に費用だけでなく、商品の種類、どれくらいの数を作るか、予算、求める品質、そして作業にかけられる時間や労力など、様々な要因によって最適な答えが変わってきます。
ロゴ入れにおける外注と内製、それぞれの具体的な費用コスト(初期費用、ランニングコスト)を比較しつつ、それぞれのメリット・デメリット、そしてどちらの方法を選ぶべきか判断するための重要なポイントを詳しく解説していきます。
外注する場合(専門の業者にロゴ入れ作業を委託する)
初期費用としては、版代/型代とデザイン調製費などがかかります。以前、梱包資材の段ボールにロゴを入れた際にも、段ボールの資材代と同等の版代がかかったことがあります。段ボールの側面と天面にすべてにデザインをいれたため、版代もそれに伴いコストが高くなりました。
ランニングコストは、ロゴ入れの作業代、いわゆる加工費になります。加工費についてはロット(加工する数量)によって単価が決められるため、少量の場合は割高になったり少なすぎると受け付けてもらえないこともあります。
外注のメリットは、高品質で安定した仕上がりが期待できる点とデータ入稿をすれば後の作業は業者が行ってくれること。
自分で作る(内製)の場合
初期費用は、同じく版代/型代は必要となります。自分で加工するため、機材の購入費がかかります。
材料費は、外注の場合でも同じ程度の費用はかかりますが、その他、光熱費や機械のメンテナンス費なども考慮が必要です。ここは、忘れがちですが自分でするということは、人件費が場合によってはかかるかと思います。作業にかかる時間の人件費は外注の加工費と比べるポイントになります。また、失敗によるロスの商品の材料費の損失もある程度計算にいれておくことも重要です。
内製化のメリットは、やはりコストを抑えられること。初期投資部のコストを回収できれば、材料費と労力のみになるため、多くの量を生産するほど単価を下げられます。必要な時に必要な数だけ、すぐに加工ができることも内製化のよいところです。最小ロットや納期などを自分でコントロールすることができます。
品質管理の部分でも、ロゴ入れの仕上がりを自分の目で確かめることができるため、自社製品にクオリティコントロールも細かく管理できます。試作や少量多品種に対応しやすく、新しい商品へのロゴ入れなどで商品開発という部分でも便利です。