焼印ができる金属は、真鍮(しんちゅう)とステンレスの2種類があるためどっちを選べばいいのかわからない…
焼印の金属選び、色や値段が違うと迷ってしまう方もいるかと思います。ステンレスの方が値段が高いから良さそうと思われるかもしれませんが、実は用途によって最適な金属が異なるんです。それぞれの金属の特徴と、どんな用途に向いているのかを詳しくご説明しますね。
まずはそれぞれの金属の材質についてからご説明させていただきます。
真鍮(しんちゅう)製

真鍮は、金属の中でも比較的柔らかく加工が容易なことからさまざまな製品につかわれています。細かいデザインなどでも機械彫りによる製法のため、細かい部分まで再現出来るため彫りの高さや、特別な仕様にも対応できます。耐熱温度が700℃程度となりますので電気式やガスコンロで利用する直火式焼印に対応しております。
ステンレス製 耐久性・耐熱性・衛生面に優れた業務用の焼印

ステンレス製は、火力の強い業務用コンロやガスバーナーなどで焼印をご利用する事ができます。耐熱温度も1,000℃を超える高温でも利用可能なステンレス製は、高温で素早く焼印をすることができます。コスト面では、真鍮よりも高くなりますが、耐久性・耐熱性でプロの方々にも幅広くご利用いただいております。
用途
用途とは焼印を何に使うか、どのような素材に焼印を押すのかでお選びいただけます。それは、焼印を押す素材が食品か、それ以外か。
食品への焼印では、ステンレスを、それ以外の素材(革や木材など)には真鍮をお選びいただくということになります。なぜ、ステンレスは食品なのかは、次の衛生面についてのご説明をご覧ください。
衛生面
食品に触れる焼印を調理器具としてみなす場合には焼印や加工道具は清潔で安全なものであることが重要です。
食品への焼き印をする場合には、食品衛生法適合のステンレスの金属でのご利用をご提案しています。
※焼印本舗で使用している金属は、検査機関による分析試験にて検査済みです。

それでは、真鍮製の金属は食べ物に使うことができない?と思われるかと思います。焼印を調理器具として、みなすかどうかは焼印を使われるお客様の判断に委ねられます。食品への焼印をご検討されているのであれば、食品衛生法に適合したステンレス製の焼印を選ぶことを強くお勧めします。ステンレスは耐食性に優れており、安全に食品へ焼印を行うことができます。
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