焼印加工の使い終わりについては、これまであまりブログなどでご紹介したことがありませんでしたので!直火や電気式など加工道具別に簡単にご説明させていただきます。
電気式の“片付け方”
まずは電源をオフにしてください。※必ず、コンセントを抜くようにしてください。手元にスイッチがあるタイプの電気ゴテの場合でも、安全のためコンセントも抜いておくと安心です!
次に、焼印と軸を電気ゴテ本体から取り外してください※電源をオフにした場合でも、しばらくは焼印と軸は高温状態です。電源を切ってから10~15分は冷ましてください。
粗熱がとれた状態の電気ゴテから焼印と軸を取り外して、こて先に溜まったススなどを取り除いてください。※こて先を下に向けて、軽くトントンしていただくと、中に溜まっているススが落ちてきます。
取り外した焼印の印面が汚れている場合には、完全に冷えた状態になってからお手入れをしてください。
直火式の“片付け方”
直火式の場合でも、電気式と同じように使い終わった焼印の粗熱がとれるまで、10~15分程度冷ますようにしてください。
※早く冷ますために、水などにつけてしまうと焼印が変形・破損してしまうことがありますので避けるようにしてください。
※早く冷ましたい時には、金属に焼印を触れさせると熱の性質で急激に温度が下がっていきます。その際には、金属は無垢な状態のもので温度を下げてください。塗料など溶けてしまうものが付着している場合には焼印の方にしつこい汚れがついてしまいます。
直火式セットの持ち手から焼印は、あえて取り外す必要はございません。加工の終了後には、焼印のデザイン部分(印面)に汚れがついていないかを確かめるだけで片付けは終了です!
焼印の印面に汚れがついている場合
加工する素材によっては、焼印を押し当てた際に汚れてしまうことがあります。食べ物など焦げやすいもの、プラスチックなどの素材など、原料によっても汚れ方、こびりつき具合もかなり違います。
あまり、神経質に汚れを落とす必要は無いと思いますが、焼印の印面に汚れがたまっていくと、衛生面も悪く、また焼印の仕上がりにも悪影響がでてきてしまいます!
※直火式、電気式の焼印加工を使用している加工中の焼印が高温の時についてしまっている汚れを取り除くのがおすすめです。高温状態の焼印の印面を、真鍮ブラシなどで、ゴシゴシ磨くことで、冷えて固まった時よりも、汚れは簡単に取り除くことができます!※真鍮ブラシは、ホームセンターなどで150円ぐらいで販売されています。
焼印のお手入れについて
たんぱく質や油分の汚れにいいのが炭酸・重曹。冷え固まった頑固な汚れが付着している場合は、漬け置きで汚れをふやかしましょう! 容器に焼印がつかる程度の水をいれて、炭酸・重曹などを適量混ぜておきます。なければ食器用洗剤でもOK!
※焼印は金属なので、長時間水につけっぱなしは避けるようにしてください!30分程度でOKです!
ホームセンターなどで売っている真鍮ブラシを使って隙間に詰まった汚れをゴシゴシ取り除いてください。
表面についている汚れは、スポンジなどで取り除いてください。※金属の種類により、お手入れに適した道具で行うようにしてください。
真鍮など比較的やわらかい金属に金だわし・スチールウールなどの道具で洗うのは厳禁!表面に傷がはいってしまいます。
傷がつかないスポンジ!みたいな商品名のお掃除道具も増えていますので!
お手入れの最後には、水洗いをして、よく水気を切ってください。金属に水は大敵なので、水気を切った後に直火などで加熱するとバッチリです!
焼印の使い終わりの片付け方、お手入れのやり方についてご紹介させていただきました。焼印加工後のしまい方・撤収作業をきっちりしていただくことで、道具の耐用年数も長くなり、きれいな焼印の仕上がりがしやすくなりますので是非、片付けの作業も加工の終わりにはするようにしてみてください!