焼印を英語にするとブランディング、製造元、製造年、種類、製造者のロゴやシンブルなどを示すために古くから伝わる印字(マーキング)の手法です。
焼印は、熱でロゴやテキストを木材に刻印する伝統的な方法です。焼印の位置と圧力が均一でないと、ロゴが不完全になることがあります。
樽の形状のくびれには機能的な理由がたくさんあるそうです
焼印をするには、やっぱりまっすぐな場所に押す方が、きれいに簡単に焼印ができます。樽のくびれ、曲面への焼印をしていきます!
樽の特徴的なくびれた形には、意味があったんです。
重い樽を運びやすいように、転がしやすくするため。
くびれた形状は、円筒形よりも圧力に強い構造的な理由。
あとは、積み上げやすさ、木材の節約、液体の管理がしやすい(循環しやすい)などだそうです、樽はぜったいこの形ですもんね。
くびれた曲面への焼印の仕上がり
曲面への焼きつけでは、ずれないように慎重に押すため、少し焼きにじみがまわりすぎてしまいました。
今回の樽の木の種類が比較的やわらかいものだったので、強めに圧力をかけながら、押し回すことができました。
くびれた樽への焼印では、縦幅を短めにおさえたデザインでの製作がおすすめ
底面と天面の径と、中央部分の径が違うため、縦方向のアールがきつくなっています。焼印にするデザインのカタチとしては、横長のものの方が断然押しやすくなります。
力をいれずに、まっすぐな焼印をおしあてると、焼印の上と下の部分は樽から離れています。
曲面への焼付けでは、どちらか一方から、押し始めて、支点をずらさないように押し回しての加工です。今回は左端から右への移動で加工しています。左から右へ押し回す際に、上と下部分に少しだけかたむけながらの作業も間にはさんでます。
素材に熱した焼印があたっていないと、もちろんですが、ロゴの一部がぬけてしまいます。
すれないように加工するので、焼印にするデザインは、フラットな木材にする時よりも、線幅は細くしておくといいかもしれません。押し当て秒数が長くなるとデザインの線よりも、焼き目は広がってしまいますので!
くびれた樽・曲面に焼印する時は、縦幅を抑えめにする!が合言葉です!!