元気な挨拶はとても気持ちがいいものです。土日にいつも集荷しにきてくれるヤマト運輸の若いドライバー(名前は覚えていません)さんは、丁寧すぎるぐらいの言葉遣いと大きな声でテキパキと仕事をしてくれます。集荷の依頼をしてるだけなのですが、お辞儀の深さがスゴイ!
声の大きさでは負けませんが、お辞儀の深さは見習うべきポイントです。 さて、今回の試し押しは、革製品への名入れ加工になります。素材は本革で失敗したくないほど美しい革小物たちです。
※試し押しでは、失敗することもあるので、製品ひとつだけでの手配だと、ものすごくプレッシャーを感じる店長おかどめです・・・
革の種類は、タンニン鞣しの革、カーフ、山羊革です。製品の種類は、カードケース、長財布、名刺入れ、ジップウォレットのバリエーションになります。各製品には、名入れ加工する位置をご指示いただいておりますので、早速ホットスタンプと真鍮文字の用意をしていきます。
名刺入れの内側に刻印(素押し)加工をしていきます 名入れやロゴ入れの加工を製品にする場合、加工したい位置をまっすぐな状態でホットスタンプにセットできるかの確認が最初にチェックするポイントになります。
こちらの名刺入れの内側に加工したい場所の候補が3か所。まずは一番簡単そうな場所から加工していきます。
名刺入れの内側の右上は、フラットな状態でセットできるので位置合わせだけ慎重に! 本革への刻印(素押し)加工では、設定温度は革の種類やへこみをどれぐらいつけるかなどにより設定温度がかわります。
素押しは型をいれるだけなので、設定温度は高くても150℃までがおすすめです。今回の加工は、110℃で押しつけ時間は約3秒程度です。
縫製されている部分があるので、あまり端っこの方には加工しないように! 製品押しの名入れ加工では、縫い込んである部分に近い場所に加工すると、失敗しやすくなります。革をあわせて縫製されているので、少し傾斜がついています。
型押し、箔押し加工でもわずかな傾きがあると、綺麗に名入れすることができないのでご注意ください。 次に、名刺をドサッといれるポケットがついている部分への名入れを2か所にいれていきます!
ポケットの部分に名入れをする場合、そのままではまっすぐに置くことができません まっすぐに置くということについてですが、ホットスタンプでの名入れ加工では、取り付けている真鍮文字やロゴの刻印は上下まっすぐにしか降りてきません。
上から圧力をかけて名入れの刻印や箔押しを入れるためには、グッと圧力をかけた時にまっすぐをキープできている状態での加工が必要になります。
ちょうどよい金属がありましたので2枚かさねて挟んでおります。 普通のご家庭や職場に金属のプレートなんかないよ!って言われそうですが、今回使っているのはホットスタンプのアルミプレートという商品。
金属でなくても大丈夫なので、木材などで代用することもできます。圧力をかけた際にへこまない程度の硬さは必要です。
右下の加工の仕上がりが、アルミプレート挟んでの加工です! 2か所のうち、ひとつは、可動式作業台というホットスタンプのオプションパーツが使えそうなので、こんな時に使うというご参考にしてください!
袋状になっている製品で加工する位置が届くようであれば簡単に名入れができる! 製品への名入れサービスの導入をご検討されている場合、事前の試し押しのサービスをお気軽にご利用ください!名入れしてみたい加工位置への名入れの仕上がり具合を実際に試し押しをいたします。
仕上がり具合はもちろんですが、名入れ加工の難易度もチェックさせていただきます。 ホットスタンプでのセットが難しい場合や、仕上がり具合(型の入り具合や箔の定着具合など)があまりよくない場合、ロスが多くなりそうな場合には、試し押ししたサンプルのご返送の際に、ご提案させていただきます。
製品押しの場合、失敗してしまうとロスになってしまうので名入れサービスの運用が継続しにくくなりますので・・・
箔押し加工とその他の名入れは次回につづく ホットスタンプと真鍮文字を使った名入れサービスについてのご相談は、どんなご質問でも大丈夫ですので、商品到着、導入前に不安要素は少しでも減らしてからの導入がおすすめです!