今回の試し押しのご依頼は、ヘアブラシ。ニスが塗られている製品へのロゴ焼印になります。電気式セットの半田ごてで試していきます! 見た目の良さと保護の為にニスが塗られているヘアブラシ 温度を加減しながら約2秒の押し付けで焼印をした仕上がりです ニスが塗られている木製品に焼印をした際によく起きてしまう現象、文字の輪郭がぼやけてしまいます。無垢な木材に焼いたものと比べると、デザインの再現性は少し落ちてしまいます。木材に焼き目(焦げ)が入る前に、ニスが焼けてしまうことが原因です。 強めの押し付けで約3秒程度の焼印加工をした仕上がり 強く押し込みすぎてしまうと、木自体が凹んでしまいます。また、押し当てている時間が長いと真っ黒になってしまいます。焼き目が入る温度になっていれば、押し付けている時間は短い方が焼きにじみがないキレイなロゴ入れの焼印をすることができます。 オリジナルのデザインや文字のロゴを自分で入れることができる、焼印セットの電気式で試し押しをさせていただきました。電気式セットで使う半田ごては、それ自体に温度調整機能がありません。コンセントに入れてから約10分程度で約500度ぐらいになります。木材に焼き目(焦げ)が入る温度帯は300度ぐらいなので、予熱が完了すれば、コンセントを抜き印面温度が下がるのを待って焼き入れをするなど工夫をしていただければ思い通りの仕上がりで加工することができます。 別途、パワーコントローラー(温度調整機)を使うことで、大まかに温度を調整しながら安定したロゴ入れ焼印をすることも可能になります。特に、ニスなどが塗られている木製品などに焼印をされる場合は、パワーコントローラーがある方が仕上がりは安定するのでおすすめです。