革製の手袋へのロゴ入れ・名入れでは刺繡や印刷などの加工はよくみることがあります。今日の加工の試し押しは、手袋に焼印でロゴが押せるのかをテストをしてみます。
縫製後の手袋へのロゴ入れのご参考にしていただけましたら幸いです。
牛革のグローブ(耐熱)に焼き目をつけてロゴがどの程度の仕上がりになるのかを、ホットスタンプを使って試していきます。
袋状の製品へのロゴ入れでは、可動式作業台を使っての加工がおすすめです。
ロゴを入れる場所や、製品の大きさ形状によっては使用できない場合もあります。可動式作業台が使えない場合には、中敷きを入れてロゴを入れる場所を水平にキープできるように工夫をすれば加工は可能です。
特に、ホットスタンプなどの機材でのロゴ入れでは、焼印自体は上下垂直にしか動かないため、ロゴを入れる部分がまっすぐな状態ではない場合、きれいに焼印は入りません。
縫製された手袋、立体成型されているため手袋の表面にはしわがあります。
ロゴ入れをする時には、生地をピンと伸ばした状態での焼き付けをすることが重要です。
濃い焼き目の仕上がりが設定温度310℃ 右側の薄い焼き目は280℃での焼き付けをしています。わずか30℃の違いですが仕上がり具合がこれほどの差がでてきます。
加工の温度の目安がわかったので細かいデザインの焼印をしています
手袋を留めるマジックテープ上部への加工では、裏側にマジックテープがついているため、抵抗が弱くなるため、焼印の仕上がりがぼんやりとした感じになっています。
革の素材に限らず、ロゴ入れを綺麗にするためには、焼印を押す場所は絶対に水平にキープできることが重要です。マジックテープがはってあるだけで、加工位置がとらえきれなくなるため、仕上がりが不安定になってしまいます。
加工の温度を少し下げて押すなど工夫することで、焼き目のない型押しでの表現でロゴをいれることもできます。
耐熱用の革手袋にロゴ入れ加工をホットスタンプで押しています
アルファベットの文字の白抜きの狭い箇所は焼きつぶれてしまいますが、焼き目で印字しているのでワイルドな使われ方、水洗いをしてもロゴがとれてしまうことはありません。