数あるケーキの種類の中でも、チーズケーキを選んでしまう店長おかどめです。とても、美味しそうなチーズケーキですが、プレゼントではなく焼印が入るかどうかの試し押しで届いたものです。グッと食べたい気持ちを抑えて、早速焼印のテストをしていきます。
冷凍状態のチーズケーキに焼印できるか試してみます
凍っていますがカチコチではないチーズケーキ、開封後にカタチが崩れないように気をつけながら観察からはじめます。
チーズケーキ上部は焼き目あり、凍らせている影響か少しですが表面が水っぽくなっています。
このチーズケーキの場合、おそらく強めに炙った焼印(温度は高め)で、短時間の押し付けがいいのではないかと思います。
※押し付け時間を長くした場合、表面がぼこっと剥がれてしまうことがあります。炙り具合でより瞬間的な焼き付け温度が高く操作できる、直火式焼印で!
フライパンで玉子焼きをするように、低い温度のまま焼いてしまうと食材が張り付いてしまうのと、ほぼ同じ原理です。素材の状態にあわせて、焼印のやり方(電気式or直火式)を選ぶことも大切です。
焼き目が少し薄くなってしまうのは、冷凍状態だからかもしれません
かなり強めに炙った直火式の方法でも、似顔絵デザインの方は少し焼き色がうすくなっています。
押し込み加減も、ほどよく加減をしてあげないと、やわらかいチーズケーキは押せば押すほど下に下がっていきます。もちろん、焼印のデザイン部分(印面)はしっかりまんべんなく押し当てることも重要です。
チーズケーキに限らず、食パンなども焼き上げる時にできる時に「しわ」が入ってしまうことがあるかと思います。焼印をきれいに仕上げるためには、均等に印面を押し当てることが必要なため、「しわ」部分に焼印を押すときれいに仕上げにくくなります。
凹凸の影響をうけてしまい、凹んでいる部分には焼き目が入らない、凸になっている部分は焦げてしまうことがあります。焼き上がりで「しわ」が入ってしまうのをコントロールすることは難しいかと思いますが、焼印を押す場所を多少移動することができる場合には、なるべく「しわ」の部分にさしかからないようにすることがおすすめです。
食品に限らずロゴ入れ・名入れ加工においては、素材の凹凸具合は仕上がりや加工の難易度に影響がでる重要なポイントになります。革の素材では、シボなどの凹凸、木の素材では年輪・木目などの凹凸など、ほんのちょっとした段差の影響を受けてしまいうまく焼き印ができない原因になることがあります。