焼印がうまくなる!?「焼きつぶれ」「焼きにじみ」のメカニズム

「きれいに焼印がおせない…」

焼印(やきいん)を押した時に起こる「焼きつぶれ・焼きにじみ」これらの現象がなぜ起きるのか、そのメカニズムを理解することが、きれいに焼き印を押すための第一歩であり、成功の鍵となります。

焼きつぶれとは、焼き印の線が太くなったりデザインの線がつぶれてしまったりする現象。


焼きにじみとは、焼印の焼き色が表面に広がり、デザインの輪郭がぼやけてしまう現象。

焼きつぶれ・焼きにじみが起きるメカニズム

温度が高すぎる

焼印が高温だと、触れた瞬間に焦げつき、熱が周囲に広がりすぎてしまいます。これにより、焼印にしたデザインの線が太くなり、隙間のせまいところはつぶれたように見えます。特に、線と線の間隔がせまいデザインで起きやすくなります。

押しあてる力が強すぎる

焼印を必要以上につよく押しつけると、素材に触れている焼印の熱が深く伝わりすぎてしまいます。デザインの縁(エッジ部分)が広がり、焼きつぶれの原因となります。パンなどやわらかい素材ほど、起きてしまいやすい。

押しあてる時間が長すぎる

きれいに焼印でデザインをいれたいあまり、ついつい押しあてる時間も長くなりがちになってしまいます。長時間押しあてると、熱がまわりすぎてしまい焼きつぶれが発生します。

素材の表面がでこぼこしている

木材の木目や革のシボ、食品の凹凸など、素材の表面が平らではない場合に、焼印が均一にあたらず、一部分にだけ熱が伝わってつぶれてしまうことがあります。

素材の水分量や油分が多い

水分や油分を含む素材に焼印を押しあてると、水っぽいと焼き目がぼやけてにじんでしまう、油っぽいと焦げがまわりやすく、デザインの再現性がかなり低くなってしまいます。

ちょうどいい温度の見極め

焼印の方法(電気式、直火式)、素材(真鍮、ステンレスなど)、そして焼印を押す素材(木材、革、食品)によって、ちょうどいい温度は大きく異なります。

温度のコントロールは加熱する方法によって違うのですが、本番の焼印をおす前には必ず、同じ素材もしくは木の端材などで試し押しをするのが大切です。

 

きれいに焼印を押すためには!

押し加減と押し時間をみつける:事前の練習で力加減と秒数をカウント!

素材の表面を整える:平らな素材をチョイス、まっすぐにならすことができれば整えて!

素材のことをよく知っておく:素材それぞれの特性を理解し、それにあわせた温度、押し加減で加工する。難しい素材への焼印では、デザインをシンプルにすることが大事!


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