種類の違う紙、生地素材にホットスタンプを使って箔押しの定着のテストをしていきます。
今回、4種類のうち、2種類はベロア調(表面に毛羽立ち)の生地となります。ホットスタンプの設定温度は120度にして、金(ゴールド箔)でホットスタンプ(熱圧着)していきます。
紙の素材で表面に少しですが凹凸がある素材。少し強めに押し込みをすることで、凹んでいる部分にも箔がのります。こちらの素材は問題なく箔がしっかりと定着しました。
次にシボの型押しがされている合皮の生地への箔押し。こちらも凹みがありますので、少し強めの押し込みでの加工です。押し込みは強めですが、生地に押し付けている時間(秒数)は短めの加工をしています。
長く押し当ててしまうと、余計な部分にまで箔がべったりとついてしまいます。箔の定着は問題ないのですが、やはり凹みがあるため、定着していても歪んでみえてしまいます。
毛羽立ちベロア調生地2種類への箔押しです。
箔押しをすると、きれいに箔がのるのですが、手でこすったりするとすぐに箔が剝がれてしまいます。
こちらの素材には、熱圧着の方式のホットスタンプでは歯が立ちません。
同じ設定温度で素押し(型押し)の加工をすると、へこみできれいにロゴや文字をいれることはできます。
ホットスタンプを導入される前に、使用する素材のサンプルをお送りいただくことで、購入前に仕上がり具合を確認いただけますので、お時間にゆとりがある場合には試し押しサービスをご利用ください!