11月最後の試し押し!お菓子(ぼうろ)への焼印でのロゴ入れをためしていきます!

押し加減と電気式焼印の温度を調整しながらの焼き付け
とてもやわらかいお菓子のため、押し込みすぎると、どこまでも下に下がってしまいます。
甘いお菓子全般にいえることですが、焼き付け加工の最初の方は、表面がぼこっとはがれてしまうことがあります。
焼印の印面に油をつけるなどで回避できるのですが、できればお菓子の原料に含まれている同じ素材のものでご利用ください。
※最初に失敗した素材で焼印をなじませるという方法がおすすめです!

ぼうろに電気式焼印のテスト中~集中すると口が開くのは昔からのくせです
難しい素材に焼印をするには?
・焼印を押す表面をチェック
・焼印にするデザインはシンプルにする
・焼印を加熱する道具の選択
焼印を押す表面をチェック
焼印でのロゴ入れでは、素材の顔になる部分(一番めだつ場所)に押されることが多いかと思います。焼印を押す場所の凹凸をチェックしてください。
例えば、クッキーなどは形状や大きさなど多少の個体差があるとは思いますが、クッキー全体の大きさと、横から見た時のふくらみ具合をチェック。丸い形や四角いクッキーでも、端の方はなだらかな曲面になっているものが多いため、なるべくクッキーの端ぎりぎりまで、焼印を押さないような大きさにすることが重要です。
※素材サイズを確認する際には個体差があるため、おおよその平均値もしくは一番小さい大きさにあわせておくと困りません。
次に、素材の表面の状態をチェック。バターや砂糖、油分や水分が多く表面についている場合、焼き目をつけるのは至難の業です。
試し押しや焼印レンタルのサービスなどで事前に焼き目が入るかの確認、もしくは、自分で試す場合には、フォークなど金属を加熱して簡単な焼き目のチェックもおすすめです。
焼印にするデザインはシンプルにする
洋菓子に限ったことではないのですが、焦げやすい素材への焼印をする時には、焼印デザインをシンプルにするのが鉄則です。
焼印を押す素材とデザインによっては、焼きつぶれてしまうことが事前に予想ができる場合には必ず、デザインやサイズ変更などのご案内をしています。
革や木材などへの焼印加工でも、デザインの線より焼き目は少し太くはいります。食べ物への焼印加工では、革や木材よりも焼きにじみは太くなりやすいため、デザインのチェックも食品への焼印の方がきびしめで確認しています。

焼印を加熱する道具の選択
焦げやすい食品への加工では、電気式の焼印セットがおすすめになります。
理由は、直火での加熱の直火式焼印と違い、温度の調整が比較的しやすいからです。焼き菓子などでは特に、電気式の焼印を温度調整機で大まかに温度を調整しながらの加工がおすすめ。
焼印加工での焼き目は、絶対に真っ黒にすればいいというわけではございません。きつね色程度の焼き目でやさしくいれることで、焦げすぎてしまう失敗、ロスも減らすことができたりします。

素材の特性、形状や状態を見極めることと、焼印にするデザインをシンプルにすることで、無理なくロスなく焼印でのロゴ入れをすることができますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。