ホットスタンプ メンテナンスと調整2
まず、アルミプレートをゆっくり下げてスライドテーブルに平行に接地しているか確かめます。
その時に出来る隙間をしっかり観察!左右は必ず平行に、前後は後ろが少し隙間が空く様に…次に不要な部品を外して行きます。工具はセットされている6角レンチとプラスドライバー(プラスドライバーはセットされていないので自信で用意して下さい)を使います。
まず、箔ロールセット用の軸を外します。
左側のダイヤルを回して、ギアーの隙間を見て下さい。軸の爪が抜ける場所が有るので、その部分に合わせて上に軸を抜いて下さい。次に、ロールをセットする黒い部分自体を外してしまいます。正面の2カ所にあるプラスネジを外します。
両方のネジが外れたら、黒い台座自体を少し持ち上げて外します。その時、左奥(左側のダイヤルの裏側)にスプリングがセットされているので
破損させない様にゆっくり外して下さい。台座全体を少し持ち上げ、スプリングを外す様に全体を下に抜いてやれば外れます。
次に台座が外れれば、その下から4本の黒いボルトが白い碍子と供に現れます。その黒いボルトを、六角レンチを使い4本供緩めます。まずは、緩めるだけでOKです。
黒いボルトを4本とも緩めたら、次に先ほどしっかり観察した隙間に合わせてワッシャーを補充する場所の黒いボルトを外してしまいます。
次に、ボルトが止まっていた黒い台の下側にある白い筒状の碍子を抜きます。
そして、必要なワッシャーをプラスして元の位置に戻すのですが…僕がいつも使っているワッシャーのサイズは0.3mm 0.6mm 1mmの3種類で調整しています。
なかなか、慣れるまでは大変な作業ですが….
もともとは出荷時僕が調整して出荷しているので、ほぼ必要ないと思いますが知識として覚えておいて下さい。この様に、必要な時は他のボルトにも同じ様にワッシャーを足して調整して下さい。
たまに、ワッシャーを抜く時も有りますし、左右の状態に合わせてワッシャーの厚さを変更する時も有ります。大事なのは、最初に部品を外す前にしっかりと隙間を把握する事が大事になってきます。