今日の試し押しは、スマホケースへの箔押し加工です。合皮とシリコンの素材のスマホケースに名入れ用の真鍮文字アルファベットセットとホットスタンプTW350で早速試し押しをしていきます!
ピンク色の方が合皮で、パープルの方がシリコンの素材。どちらも、一筋縄ではいきそうもない素材のようです。まず、合皮素材への箔押し加工は比較的、相性が良いのですが、シボのような型押し加工がある場合は、また別のはなし・・・
そして、シリコン製素材も、一見すると簡単そうな素材なのですが、箔の種類や温度、やわらかすぎるがゆえの難しさがある素材です。四の五の言わずにまずは、やっていきましょう!
スマホケース特有の、スマホが入る部分の隙間は、硬さがあるモノで加工位置を水平に保てるように工夫が必要です。名入れやロゴ入れをする加工位置に金属の金型があたった際に、たわまなければ、どのような素材をチョイスしてもOKです!
合皮素材のスマホケースへの箔押し、予想通りの難しさがありました!弱すぎると、シボの型押しされている凹んでいる部分に箔がつかず、強すぎると、箔がべちゃ~っとつき過ぎてしまいます。
最終的にたどり着いた、おすすめの加工は、革用箔設定温度110度で軽めの1秒です! シボがある素材への箔押しのセオリーは、いつもより強めの押し加減なのですが、この合皮スマホケースへの箔押しでは、箔がよくついてしまうので、強すぎるとよくないみたいです。
こちらの素材への箔押しでは、少し練習が必要かもしれません。 熱圧着方式の箔押し加工では、加熱された金型部分だけ、箔が素材に定着する仕組み(熱と圧力)です。やわらかめの素材によくある失敗ですが、深く押し込みすぎると、余計な部分まで箔がべったりとついてしまいます。熱が加わった余計な箔は、取り除こうとしても取れません・・・
次に、シリコン製スマホケースです!むむむ・・・こちらの素材もクセが強い! こういうつるっとしている素材には、ナイロン系素材設定温度130度での箔押しから始めるのが私の試し押しのセオリー。その最初の仕上がりは、写真の下から二番目。まったく箔が定着しませんでした!
気を取り直して、その後、ナイロン用箔で温度と押し加減を変えて試しましたが、やはり定着することができません。あきらめずに、革用箔110度で加工すると、ナイロン用の箔よりかは幾分箔がのるようです。
最終的に、一番ましな仕上がりだったのが、革用箔で120度2秒の押しつけ。(写真では一番下の仕上がりです。) ましな仕上がりですが、ここまで箔押しの仕上がりが不安定だと、この素材には箔押しでの名入れ加工はおすすめいたしません。
箔押し加工がうまくいかない場合には、素押し・型押し加工がおすすめです。 名入れサービスを自社製品で導入される場合、名入れの仕上がりが、ほぼ100%に近いぐらい簡単に印字できる製品・素材だということが望ましいです!
特に製品への名入れやロゴ入れでミスしてしまうと、ロスになってしまいますので! 箔押し加工であれば、箔の定着具合、焼印加工であれば、焼きつぶれしないかどうかなどを事前に見極めてからの導入をおすすめいたします。加工位置の形状、製品がどのような素材かを事前に確認し、お時間に余裕があれば、試し押しをご利用いただくのがやはり一番おすすめです。
導入後にうまくいかなくて・・・ということがないように、不安な点や心配事は事前の無料の試し押しでスッキリ解消して導入をご検討いただければと思います。これは、名入れサービスのみならず、ロゴの焼印や金属への打刻加工なども、同じことが言えます!一概に、革や金属というジャンルだけで、ロゴ入れ・名入れがどの素材にもできるものではございませんので! ロゴ入れ・名入れを失敗せずにスタートするなら無料の試し押しをご利用くださいませ~
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