今日の試し押しは、本革への焼印加工になります。革の種類にもよるのですが、電気式セットの半田ごてを使用してのロゴ入れの仕上がり具合をお送りいただきました革のサンプルで試していきます。
細かいデザインがどの程度、加工できるのかを試す際に用いるのが、この焼印です。mmとポイントの線幅の実寸で作っています。お絵描きソフトによっては、mmとかポイントなど線幅を示す単位が違いますので、一石二鳥で、わかりやすくするための試し押し用の焼印です!
電気式セットの半田ごては、それ自体に温度調整機能がありません。コンセントに差し込み10分程度で最大温度に到達します。そして、その温度帯は、500度前後になっています。そもそも、革に焼き目がつく温度の目安は、170度からなので、電気式セットのパワー全開で押してしまうと・・・
七輪で炙ったするめのように、革に熱が入り過ぎて縮んでしまう場合があります。この仕上がりでも、かなり短時間の押し付けでした。約2秒程度。おしつければ押しつけるほど、縮んでしまう、もしくは焼き焦げてしまうかと思います。
縮んでしまった革ですが、少し伸ばしてみましたが、やはりくせは残ってしまうようです。焼き目が入った部分がカチカチになっているので・・・細かいデザイン、線でも革の色目によっては、綺麗にデザインが反映されています。ダーク系の色目の革にも焼き目が入っているのですが、コントラストが弱いため、はっきりと目立ちにくい仕上がりになってしまいます。
焼印の電気式セットでのロゴ焼印の試し押しのご紹介でした!本革への焼印をされる時のご参考にしていただけましたら幸いです!部屋の窓は、寒いけど開けておきましょう~革を焼いた匂いが充満しております。