『焼きつぶれない1文字あたりの最小サイズはどのぐらい?』
オリジナル焼印のデザインに関するご相談でよくいただく質問のひとつです。このご質問に対しては、即答することが難しいのです。
なぜなら、焼印にされるデザインの、文字(種類やフォント)・文字と文字の隙間・焼印全体のサイズを、焼き付ける素材に応じての判断をする必要があるためです。
オリジナル焼印を使ったロゴ入れ加工では、焼印にするデザインで決まるといっても過言ではありません!焼き付けをする素材にあわせて、無理のない焼印デザインでの製作がとっても重要になります。
焼印デザインに文字が含まれる場合のご参考にしていただけましたら幸いです。
OSAKAの1文字あたりの大きさは約1.5mmです
これから焼印デザインを用意する
デザインがまだできていない場合のお問い合わせに限っては、できるだけ文字は大きめでお願いします!とご案内はしています。大きなジャンルの素材別の1文字あたりの最小サイズの目安は、革や木への焼印で3mm 食品の場合には4mmぐらいが焼印で表現できる限界サイズになります。
すでに焼印デザインが決まっている
デザインがすでに決まっている場合(企業ロゴなど)では、デザイン自体をさわることができない(隙間をあけること)ことがあります。その場合には、焼印全体のサイズを大きくする、もしくは、線幅の補正を焼きにじみを考慮した分だけさせていただくことがあります。
文字の焼印 注意するポイント
文字(種類)
文字の種類には、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットなどがあります。1文字あたりのデザインだけを見ると、やはりアルファベットとカタカナが焼印向きの文字になります。
漢字のデザインでもよくお作りしておりますが、画数の多い字は隙間がせまくなってしまうため焼きつぶれやすくなります。
文字(フォント)
文字デザイン、フォントデザインもかなりの種類があります。焼印にむいている文字デザイン、フォントの特徴は、すっきり細く、隙間がひろくあいているもの。
漢字でいうと勘亭流や歌舞伎文字など、隙間が狭い書体はかなり難しいです。木札のデザインは、これらの文字が主流なので、作成する際には勘亭流でも、細いデザインのものでの製作をおすすめしております。
同じフォントでも、太字と細字の種類がある場合には、焼印にするなら絶対に細字での製作をおすすめいたします。それは、焼印を押すと細字で作った焼印でも仕上がりは、太字になるからです!
焼印のデザインの線より、焼印の仕上がりは必ず太くなります。
文字と文字の隙間
フォントデザインや文字単体のつぶれに関しては前述した通りですが、隣り合う文字のスペースも重要なポイントです。
文字と文字の間のスペースが狭い部分も、焼きにじみがひろがり、焼きつぶれが起きてしまいます。
焼印デザインの文字が焼きつぶれてしまうと、何を書いているかがわからなくなってしまいます。企業ロゴやメッセージなどであればなおさら、焼きつぶしてはいけません・・・
商標マーク © ® ™
文字ではないのですが、© ® ™ などが焼印デザインに含まれていることもよくあります。著作権や権利関係などの重要なマークなので、焼印デザインにする場合でも、このマークは外せない・・・といったご相談もよくいただきます。
そもそもの大きさが小さい© ® ™、これらのマークは、許される場合には、拡大補正もしくは、線幅補正をさせていただきます。
焼きつぶれてしまうことも考慮し、焼印全体の大きさで商標マークの大きさをつぶれない最小サイズまで拡大するなどのいずれとなります。
焼きつぶれない最小サイズの目安は、焼印を押す素材と焼印デザインとサイズで決まります。まずは、焼印にする予定のデザイン(最終決定前でも可)と何に焼印を押すのか素材について、この2点のみご用意いただけましたら専門のスタッフによるデータチェックをさせていただきます!