お試しセットで電気式の焼印を導入していただきましたysumibag様、#焼印本舗で、タグ付けまでしていただき、ありがとうございます!!
インスタグラムにも書いていただいておりました電気式セットの温度調整の方法について、簡単ですがご説明させていただきます。ご参考にしていただけましたら幸いです。
焼印電気式セットの電気ゴテそれ自体には、温度を調整する機能がございません。※電気ゴテの温度帯は、通電後しばらくすると500℃ぐらいになります。
革に焼き目、焼印が入る温度帯は、革の種類にもよりますが、170℃から200℃ぐらい。パワー全開で押してしまうと、焦げてしまったり、革自体が縮んでしまうことがあります。
電気式セットの温度調整の方法もいくつかございます。まずは、温度調整機(パワーコントローラー)を使うやり方。別途、機材の購入が必要ですが、パワーコントローラーという道具を使うことで、大まかに温度を調整することができます。
※厳密にいいますと、電圧を調整することでの調整になります。
※パワーコントローラー(電圧調整機)は、電気ゴテの容量(ワット数)にあったものをご用意ください。
次に、パワーコントローラーなしで、温度を調整する方法。
※温度調整機を使わないやり方になりますので、仕上がりを一定にすることが難しいことを先にお伝えしておきます。
電気ゴテの電源を抜き差しすることで、温度が高くなりすぎるのを調整するやり方です。焼印が冷えた状態(立ち上がり)からおおよそ10分ぐらいで、パワー全開の500℃になります。しっかりと印面まで熱が伝わったことを確認した後に、コンセントを抜いてください。かなりアナログなやり方になってしまいますが、印面の温度が下がってくるのを待っての加工をします。
ずっと何もしないで待っていても印面温度の目安がわからないので、そんな時には!木の端材などに焼印を押しあててください。木に焼印、焼き目が入る温度帯は300℃です。木に焼印ができてしまうと、革などへの焼き付けの温度の約2倍になってしまっていることになります。木にうっすらと焼き目が入るぐらいが革への焼印加工に適している温度帯になっています。
継続的に安定した仕上がりの焼印加工をされる場合には、パワーコントローラー(温度調整機)を使った焼印加工がおすすめです。素材により焼き目がはいる温度帯には違いがございます。素材ごとの焼き目が入るであろうおおよその温度帯を把握しておくことで、電気式セットでも安定したロゴ入れをすることができますので、ご参考にしていただきお試しくださいませ~