団扇(うちわ)の持ち手部分に名前の焼印をいれていきます。持ち手の素材は、バンブー、竹です。
竹は軽いし水にも強く熱を加えて曲げたりできる素材なので、家具、調理器具、建築材料、食器や工芸品など広く使用されています。
名前をいれる竹の表部分は、まっすぐのようで、水平ではありません。そのため、まっすぐフラットな金属の焼印をきれいに押し付けるためには、ずれないように押し回す工程が必要です。
だからといって、焼付けの際に力を入れすぎてしまうとすべってしまい字がダブって入ります。とても繊細な作業になるのですが、ほどよい力加減での焼付けをしなければいけません!
焼印の印面が竹に触れると、よく乾燥している状態のため、焼き目自体はわりと早く入ります。5秒以上、竹に触れ続けてしまうと焼きにじみにより文字がつぶれてしまいます。
木への焼印の中でも、竹は少し難易度が高めです。
ご参考にしていただけましたら幸いです。