焼印本舗では、これまでに数多くの焼印・刻印をはじめとする、オリジナル焼印の製作をさせていただいております。弊社では、いわゆる既製品(在庫商品)としての焼印・刻印はございません。
お客様から、お預かりするデザインにて製作させていただく受注生産品のみとなります。 オリジナルの焼印や刻印を作る場合に無くてはならないもの、それはデザイン。
受注生産品(オーダーメイド)の製作の依頼は難しいイメージがありますが、焼印本舗で作るオリジナルの焼印製作の手順はとってもカンタンです。 オリジナル焼印製作は、とてもシンプル。
焼印や刻印の大きさ(デザインの縦と横のサイズ)によって定額でお作りいただけます。 データ入稿について、不安がある方でもデザインの種類と特徴を少しだけご理解いただければ、専門的な知識は一切必要ございません!
加工方法の種類について
加工方法の種類は、焼印・刻印・箔押しが主なものとなります。これまでは、こういった加工については専門の業者さんや会社などに依頼をして加工してもらう事が多く、あまり馴染みのない言葉なども多かったかと思います。各加工方法について、まとめてみましたのでご参考にしてみてください!
焼印(やきいん)加工とは?
熱した金属の版を、革・木製品・食品などにロゴや文字などで焼き目をつける加工の事。
加工方法 | 説明(メリット・デメリット) |
電気式焼印 (でんきしきやきいん) |
♡安定した仕上がりと簡単な準備で加工できる。 △大きいサイズや素材により熱量が不足してしまう事。 ×細かい温度調整ができない事。 ×半田ゴテの連続使用時間に制限がある |
直火式焼印 (じかびしきやきいん) |
♡電気式よりも、高温での加工ができる。 ♡大きいサイズでも加工ができる。 ×取り扱いや使用環境、設備に注意が必要である事。 |
ホットスタンプ 温度調整が可能な機材 |
♡安定した仕上がりで加工ができる。 △素材の大きさにより加工できる範囲に制限がある。 |
刻印(こくいん)加工とは?
金属製の版を使用して、主に革・木材・金属などにロゴや文字などを打刻や温度調整が可能な機材でプレスをする加工など。型押し(かたおし)素押し(すおし)空押し(からおし)
加工方法 | 説明(メリット・デメリット) |
打刻 (だこく) | ♡手軽に刻印が始めれる事。 ×利用可能な素材が限られる事 ×仕上がりについて個人の技術差がでやすい事。 |
ホットスタンプ 温度調整が可能な機材 | ♡安定した仕上がりで加工ができる。 △素材の大きさにより加工できる範囲に制限がある。 |
ドッグタグマシーン 専用タグ、ステンレス・アルミ | ♡専用タグプレートへの刻印加工ができる。 ×専用タグプレートのみへの加工に限定される。 |
箔押し(はくおし)加工とは?
金属製の版を使用して、革や紙などにロゴや文字などを温度調整が可能な機材で箔押しをする加工の事。
加工方法 | 説明(メリット・デメリット) |
ホットスタンプ 温度調整が可能な機材 | ♡安定した仕上がりで箔押し加工ができる。 △素材により融着しない事がある事。 |
焼印加工の仕上がり
線の細さを、mm(ミリメートル)とpt(ポイント)で表現した焼印・刻印を使用して各加工方法の仕上がりの違いをご紹介させていただきます。
デザインデータ作成時の参考やどの商品を選べばいいかなどのご参考にしていただければ幸いです。 下の焼印のサイズは、横60mm縦40mm、製作サイズはLLサイズとなります!
電気式焼印 一番人気は、やっぱりこれ!
革 300W半田ゴテ 焼き目については、押しつけ時間である程度は調整ができますが、半田ゴテでは温度のコントロールが難しく押し付けた周りの部分まで素材を痛めがちになります。
木材 300W半田ゴテ 0.05mmは少ししんどい仕上がりになりました…
食品 だし巻卵 300W半田ゴテ 焼印のサイズは、60mm*40mmでLLサイズ、セットの300W半田ゴテなら水分を含んだ食品でもこんなにきれいに細かい線まで反映できました!
食品 食パン 300W半田ゴテ 食パン特有の気泡により少し仕上がりが悪くなってしまいました。
直火式 焼印加工の王道 これぞ焼印!
革 直火棒ストレート型 直火式焼印では、温度のコントロールが難しい為、革にダメージを与えてしまいます…
木材 直火棒ストレート型 木材などには、直火式の加工の方が、濃い焼き目をつける事が可能です。ただ、押しつけ時間を短くしないと焼きにじみをおこしてしまいますのでご注意を!
食品 食パン 直火棒ストレート型 細かいデザインでなければ、焼き目としては入りやすい素材です。
食品 だし巻卵 直火棒ストレート型 水分を含んだ食品でも直火式なら、こんなにクッキリ反映できました!
ホットスタンプ ひとつ上の仕上がりでの加工!
革 設定温度約350度 素材にあった適温で安定した焼き目をつける事ができます。
木材 設定温度約350度 0.5ptのデザイン部分だけ薄くなってしまっている箇所は木材自体の歪みによるものかと思います。
食品 設定温度約350度 食パン特有の気泡がある為、細かいデザインが反映されにくくなります。
食品 だし巻卵 設定温度約350度 水分がある素材への焼き目をきれいにつけるには、もう少し温度が必要です。
段ボール 設定温度約350度 少し焼き目がぼやけますが、割と細かい線まで反映できるようです。
刻印加工の仕上がり
打刻 リーズナブルに始めるなら!
革 専用打刻棒 革自体に厚みが無いもので、薄くしか反映されませんでした。
ホットスタンプ 価格を裏切らない万能選手!
革 茶系 設定温度約120度 熱を加えた加工ができるので刻印されたデザインは定着しやすくなります。
革 黒系 設定温度約120度 黒系の色に型押しのため、光の反射でしか見えづらくなっていますが、シックな雰囲気に仕上がります。
箔押し加工の仕上がり
ホットスタンプ 商品に箔をつけてグレードアップ!
革 茶系 設定温度約120度
革 黒系 設定温度約120度 ゴールド箔
木材 設定温度約130度 ゴールド箔 0.05mmの線だけ、細かすぎたので反映されていません。今度はもっときれいな木材で試します…
コンパクトな卓上 箔押し・焼印機 ホットスタンプ
おまけ 動画 加工方法別
電気式焼印
革
木材
食品
直火式式焼印 食品
ホットスタンプ焼印 食品
最後に
オリジナルのデザインでつくる焼印や刻印などについては、使い方や素材によって色々な表現ができます。焼印をはじめとする加工では、デザイン・素材・サイズ・機材により仕上がり具合には違いが生じてしまいます。
焼印や刻印だからこそできる表現方法をお楽しみいただければ幸いです。 焼印や刻印だけでなく、文字の入れ替えが可能な真鍮文字なども人気です!
名入れ加工を自作加工でする事で商品開発や小ロットの製作の納期を短くするなど、創造性あふれる商品づくりに役立ちます!
メールでのご相談は、24時間受付しております!ご不明な点等ございましたらお気軽くださいませ。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。