こんにちは! 店長の岡留です。 友だちの友だちはみな友達だ、世界に広げよう、友だちの輪! というフレーズはタモリさんの『笑っていいとも!』の名言。
今日、名入れのご相談でご来店いただきましたお客様と共通の友だち(私にとってはお客様ですが…)がいる事がわかり、盛り上がってしまいました。 これまでの人生で、家族・友人・知人などの人数をカウントしたことは無いですが、焼印を通していただくご縁で一気に増えています! 厚木PX さんきち さんが有名なのかも知れません。
焼印の友だちはみな友達だ、世界に広げよう、焼印の輪!ちょっと違うな、このフレーズは。 今日は、製品(お財布)への名入れのご紹介をさせていただきます。
文字アルファベットで名入れの準備をする
名入れで使う真鍮の文字を、お名前のアルファベットを集めて逆にならべていきます。 印鑑と一緒で、刻印などはすべてデザインが反転しているので、セットする方向にも気をつけてください。
連続で加工していると、逆にはめてしまい、仕上がりの文字がえらいことになります。 並べ替えや、文字を間違えてしまう失敗を防ぐには、セットした文字を鏡にうつして確認するか、本番前に試し押しをするのがおすすめです。
元号が変わってから、しばらく経つと令和フィーバーもひと段落した感があります。 来年は、何と言っても東京でオリンピックが開催される、記念すべきオリンピックイヤー!
カード入れや小銭入れの段差に気をつけて!箔押し加工
お財布などに多いのがカード入れや小銭入れの段差です。 加工位置の表面だけでなく、裏側も加工前に確認しましょう! 製品に傷がつかないように、あんこをつめていきます。 加工する位置を手で押してみて、斜めにならないように工夫をしていきます。
ゴムマット、板、アクリル板、厚みの違うバリエーションがあるお助けアイテムがあると便利ですね。 お財布などへのお助けアイテムは、クレジットカードぐらいのサイズの鉄の薄い板。 ホームセンターなどでも、端の方に置いてます。アクリル板とかのコーナー付近のはず!
長財布の素材にはとてもきれいに箔が定着しております。 少し、へこみも入っていい感じに仕上がりました。若干右肩上がりになってしまった・・・
製品への焼印加工をするには?
二つ折りのお財布の小銭入れのトップの位置に名前を焼いていきます。 縫製後の製品に名入れをする場合、加工する位置を水平に保てるように工夫が必要です。 可動式作業台というホットスタンプのオプションパーツを使っていますが、水平で硬いモノであれば何でもいいですね。
この写真よくみていただきたいのですが、真鍮の文字スロットが本体から飛び出ています。 これには理由があります、いつも使う時はきちんと中央まで入れている使い方がいいのですが、袋状になっている小銭入れ、ボタンホックなどの装飾をうまくかわして加工位置をキープするには土台の端の方で加工する必要があります。 それでも、少し届かない・・・
そんな時には、文字自体を横にスライドさせましょう! このワザは、焼印加工だからできるもので、シビアな加工の箔押しなんかは、やはり中央で加工する方が安定します。
焼印加工の設定温度は、230度で押しています。 もう少し温度を上げてもいいのですが、丁寧にする仕上げる時には温度低めで長押し! あまりにも高い温度で焼いてしまうと、文字のまわりにまで熱が伝わってしまうことがあります。