ホットスタンプなどの機材を使ってのロゴ入れ加工では、一枚ものの生地、素材のようなまっすぐな部分へのロゴの仕上がりは安定します。
すでに、縫製された製品へのロゴ入れの場合、ロゴを入れる部分や製品自体をまっすぐに置けるかどうかを加工前に確認することが必要になります。
今日は、袋状の製品へのロゴ入れ加工について、簡単にご説明をさせていただきます。
ホットスタンプなどの加工機材で縫製されている製品へのロゴ入れ加工をする際には、ロゴをいれる部分をまっすぐに置くことが最低必要条件となります。
素材のロゴを入れる部分にたわみがあったりすると綺麗にロゴをいれることができません。ファスナーやボタン、ホックなどの飾りや、カード入れなどの段差などの影響を受けないように下準備が必要な場合があります。
袋状になっている今回のような製品の場合、裏側のボタンホックの段差を消す下敷きと縫製のまちでふくれている部分への中敷きを仕込んでからの加工になります。
下敷きや中敷きに、店長おかどめがよく使っているアイテムがあります。100円ショップのCan★Doでゲットできるゴム板です!適度な弾力と、カッターで簡単にカットできるゴム素材なので重宝しております。
100円均一 Can★Do の天然ゴム板12×12cm
ロゴをいれる表ではないのですが、ボタンホックがあるため、製品を置いた際に水平にならないため、ホックの部分のみゴム板に穴を4箇所開けています。
このように、下敷きに工夫をすることで金具などの飾りがある製品でも、水平に置くこともできるようになります。この下敷きは,ホットスタンプの作業台に治具として、両面テープで張り付けることで、加工位置を安定させることもできます!
特に箔押しでのロゴ入れ加工では、水平具合がとても重要になります。ロゴを入れる部分はできる限り、ピンっとはっている状態での加工がきれいに仕上がります。
焼印、刻印、箔押し加工などのロゴの表現方法にもいろいろありますが、安定した仕上がりでのロゴ入れをするには、どの加工の場合でも、位置決めや温度など事前の準備は必ず必要です。
特殊な金属で作る治具ではなく、100円ショップで手に入るようなアイテムを使って簡単に簡易的な治具を用意することで、作業効率、仕上がりも安定しますのでご参考にしていただけましたら幸いです!