樹脂に箔押し加工するやり方。柔よく剛を制す刻印の選び方。
プラスチック製の素材に箔押し加工を試していきます。
試し押しでいつも使っている金属の金型ではなく
硬い素材をやわらかく包み込むゴム印を使って箔をホットスタンプしていきます。
金属の焼印や真鍮文字でも、やってやれないことはないですが、樹脂系の素材に金属版で加工をすると、仕上がりにムラがでてしまいます。
水平に見えてまっすぐじゃない樹脂系の素材や製品が多いのです。
簡単にいうと、金属版のどこか一部が樹脂に押しあてた時にたわんでしまい、デザインの中央部分に箔がつかないという結果になりやすいのです。
ゴム印ですが、ただのゴムではございません。
この素材はシリコン製なので、箔押しをする程度の110℃から130℃程度の温度には耐えることができます。
印面だけがシリコン製で、土台は金属(アルミ製)
ホットスタンプなどの機材にセットして加工が可能な刻印タイプ。
マグネシウム製の刻印と同じように、耐熱性のボンディングテープでの固定になります。
箔は、ナイロン用のシルバー箔、設定温度は130℃。
素材のサイズと刻印のサイズが違うので、大いにはみ出しておりますが、箔は問題なく定着しています。
爪でゴリゴリしても取れないぐらい箔がのっています。
木材への箔押し加工も、シリコン製刻印がおすすめ。木も木目などの凹凸がありますので、金属の焼印でやるとムラがスゴイです。
小ロット・多品種のロゴ入れの箔押しに活躍します。
これまで、木製品やプラスチック径の素材への箔押しをあまりしてきませんでしたが、これならいける!
実際の箔押し加工は動画で!
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