大きさの違う貼り箱への名入れ(箔押し)をホットスタンプを使って加工していきます。貼り箱の外側の素材は和紙や化粧紙、高級なギフトパッケージなどで用いられる箱のイメージです。
貼り箱へのロゴ入れ、名入れ加工で注意するべきポイントは表側の紙の表面の凹凸だけではありません。名前をいれる裏側の構造の確認も重要です!
貼り箱の上蓋の裏面には、クッション材が張り付けてありました。取り外しができる場合には、名入れ加工をする時には外してからの加工がおすすめです。
今回の貼り箱のクッションは取り外すことができない状態でしたので、そのまま箔押しの加工をしていきます。
蓋など立体になっているものへの加工では、天面がたわまないように工夫をすることが必要です。加工位置を決める治具などとあわせて、下に置くものも用意することで、名入れをする位置をあわせやすくなります。
大きいサイズの蓋も同じく、天面が刻印を押し当てた時にたわまないようにすることが重要です。
ホットスタンプTW350の支柱から刻印の位置の奥行きは約8センチです。B5サイズ程度の大きさであれば、中央部分への加工ができますが、A4サイズの中央には届きません。
紙の素材の表面の凹凸と、上蓋の裏側にはりつけてあるクッションの影響は少しありましたが、設定温度を110℃、押し加減は、短めで強く加工することで、箔押しが綺麗にはいりました。