今日の試し押しは、カステラになります。ホットスタンプを使っての焼印加工でテストをしていきます。確認するポイントは仕上がりももちろんですが、大きめ素材のカステラがセットできるかどうかを確かめていきます。

カステラへの焼印をホットスタンプで加工できるをためしてみました!
まずは、大きさの違うカステラがホットスタンプにセットできるかをチェックしてみます。

小さい方のサイズのカステラもホットスタンプにセット!

大きい方のサイズのカステラもホットスタンプにセット!
ホットスタンプの作業台の大きさからはみ出てしまう素材に加工する時には、まな板など大きめの水平なものを下に置いてから加工をします。堅くてまっすぐなものであれば特にこれと決まったものはございません。先にホットスタンプの高さを設定してしまった場合は、下に置くまな板や木などの厚み分は上に調整する必要があります。
ホットスタンプの温度を上げた状態では、高さ調整の際に火傷しやすくなりますので、高さ調整をする場合は、温度を上げる前の冷めた状態でしていただくのがおすすめです。
ホットスタンプの高さの位置をあわせた後は、温度設定をします。食品への焼印では、300度程度が焼き目が入る目安の温度。まずは300度からためしていきます。※試し押しの試し押しをした際に、300度では少し温度が低かったため、350度に設定しました。
カステラなどの焦げやすい素材、表面がはがれやすい素材では、温度と押しつけ時間がとても重要になります。下の写真がよくある失敗なのですが、設定温度を適温にあわせた場合では、最初の一個目の加工では、この現象がよく起きてしまいます。

カステラへの焼印でよくある失敗、はがれ・・・
失敗の主な要因は、温度になります。温度は低すぎても高すぎてもこのようになりやすいです。また、カステラなど甘いお菓子系への焼印では、焼印を押しあてるたびに、印面に汚れがついてしまいます。きれいな仕上がりを安定して加工する場合には、少し面倒ですが、ひとつ押すたびに、印面の汚れを取り除いてください。※キッチンペーパーや真鍮製ブラシなど

ホットスタンプでカステラに焼印をした仕上がりです!

小さいサイズのカステラにも焼印を!
焼印本舗の舗の部分が抜けてしまっているのは、焼印の印面に汚れがついたまま押してしまったことが原因になります。

小口切りされているカステラにも焼印しました
とてもやわらかい素材のカステラは、加工位置である表面が水平になっていないものもあります。ホットスタンプでの加工では、電気式の半田ごてや直火式の焼印の手押し式と違い、素材にあわせて、焼印を動かすことができません。できる限りホットスタンプに置いた時に、加工位置が水平になるようにセットすることがきれいなムラのない仕上がりにつながります。
大きさの違うカステラ二種類への焼印加工をホットスタンプで試しましたが、ロゴの加工位置も特に問題はありませんでした。つまみ食いする前に、きれいに梱包してお客様にご返送させていただきます!いい匂い~