今日ご紹介させていただくのは、本革のメニューブックへのロゴ入れでオーダーいただきました、オステリア「エルベッタ」の岡尾シェフの導入のご紹介になります!岡尾シェフは、店長おかどめの高校のサッカー部の時の一つ上のパイセンなのです。
これまた、別の先輩からのご紹介がきっかけだったようです。聞けば同じ兵庫県(伊丹市のお隣の宝塚市)でお店をされているとのことでしたので、納品と同時に数十年ぶりに会いに行かせていただきました。
お店を移転されての新装開店準備真っ最中の現場にお邪魔させていただきました。計算すると25年振りの再会でしたが、私の記憶通りの先輩がそこにいました!もちろん、お互い歳は重ねましたが、優しい笑顔もそのまんまでした。
本場イタリアで修業されていたそうで、本格的なイタリアンのお店だそうです。(イタリア語も習得されてます!)11月末ごろのオープンが今から楽しみです。
革職人さんに特注で作ってもらったとても綺麗な色の本革製のメニューブック。
メニューが挟めるように袋状になっているので、裏側ですがこの段差は要注意! A4サイズの大きさの表面の中央の位置にロゴを入れる場合、裏側に折り返しで縫製されている部分にちょうどかかってしまうようです。
焼印や刻印を押し当てた際に、段差(高低差)があると均等に圧力をかけることができないため、仕上がりにムラが出てしまいます。複雑な構造では無いのですが、段差は下敷きもしくは、治具を用意して高低差をなくす準備をしてから加工をしてください。
高低差を埋めるための治具は、特別なものではなく、厚紙、ゴムマットなど身近にあるもので対処することができます。今回はゴムマットを下に置き段差をなくしました。
ホットスタンプTW350出のロゴ入れは本革の製品にも綺麗にロゴを入れることができます! 温度調整ができるホットスタンプでは、仕上がりや素材に合わせて簡単に設定温度を変えてロゴをいれることができます。
今回のメニューブックのようなA4サイズの場合、見開きのど真ん中に加工することができません。焼印を取り付けている位置とホットスタンプの支柱までの距離は約8センチ程度になります。
必ず本番の加工をする前に、一度試し押しをしてください! 温度の確認と、焼印をセットしている向きの確認。試し押しは、できれば本番と同じような素材でするのがベストです。
無い場合は、似ている素材でも大丈夫!よくある加工のミスとしては、セットしている焼印の向きの間違い。製品押しで失敗したくない場合には、ひとつひとつ丁寧に確認しながらの作業が必要になります。
設定温度230度で約3秒、きれいにロゴの焼印がはいりました!
メニューブックをセットする位置を決めておけば安定したロゴ入れができます!
ホットスタンプで使用した焼印は直火セットでもご利用いただけます! 革や木材以外にも、食品への焼印でロゴをいれることもできますので、いろいろな素材でご利用いただければと思います!
まな板にもロゴ焼印をいれることができます!設定温度は330度の仕上がり、ヒノキ。
新装開店が、楽しみな『オステリア エルベッタ』の看板 17年間、宝塚市の逆瀬川で営業されていたそうで、お邪魔している時にも以前のお店に来られていた常連さんが、『新しいお店の開店待ってまぁ~す!』とふらっと覗きにこられていました。
さすが私のパイセン、誇らしい気持ちになりました。一回も行ってない後輩おかどめが言うのもなんですが。。。新装開店した後には常連になるはずです! 焼印オーダーありがとうございました!ご紹介いただいた先輩にも御礼を言わなければ!ちなみに先輩お二方のポジションは、二人ともキーパーです。