今日のご紹介は、ホットドッグへの焼印についてです。パン系への焼印では、食パンやバンズに次いで多いのが、ホットドッグです。映画館、カフェやイベントのフードコーナーでホットドッグを見つけてしまうと、ついつい食べてしまうみんなが大好きなホットドッグ。
ホットドッグへのロゴ入れ(焼印)で、はじめてでも失敗しない焼印オーダーについて、デザインや加工道具の選び方などを簡単にご説明させていただきます。
ホットドッグへの焼印の難しさ
まず、最初に申し上げます!ホットドッグへの焼印は簡単ではございません!焼印を押すのが難しい原因があるのです、ホットドッグは。。。
ホットドッグで使用されるコッペパンのようなパンの生地、これが焼印押すのが難しい要因です。とてもやわらかく、表面の生地が動きやすい。焼印を押しつけた際に、パン生地がへこみやすく焼きムラがでてしまうことがよく起こります。
当たり前ですが、ホットドッグの真ん中には、ソーセージや具材が挟まれるため、パンの半分の2/3ぐらいの面積が焼印が押せる範囲になります。もちろん、フラット・水平ではないため、焼印サイズにも制限がかかります。※パンはある程度のやわらかさがあるので、曲面への焼印加工も不可能ではありません。焼き付けの作業前に、パリッとトーストしている場合はさらに難易度が上がります。
ホットドッグへの焼印をきれいに押すために!
焼印を押すのが難しいからとあきらめる必要はございません!
焼印をする素材・食材がむずかしい場合には、デザインの段階での準備・工夫が必要です。ロゴや文字などをホットドッグの表面に綺麗に押す場合、焼印のデザインは、できる限りシンプルなものでの制作がおすすめです。
具体的には、デザインのベタ面(黒塗り)を少なくすること。次に、出材の線は、焼きにじみを考慮してオリジナルのデザインの線よりもひとまわり細くすること。(←データチェックの際に、焼印本舗のスタッフがデータ補正のお手伝いをさせていただきます。)
キャラクターやロゴなど、内容を変更することができない場合もあるかとは思いますが、ホットドッグへの焼印デザインが細かすぎる場合にはきれいな焼印加工はかなり難しくなります。
焼印の大きさ・サイズについて
焼印サイズは、基本的にはホットドッグで使用するパンの大きさより、ロゴサイズを決めていただくのが一番です。パンの半分の大きさよりも小さめで、横の長さは多少長くなることは問題ないかと思いますが、縦の長さが大きくなると焼き入れ作業が困難になります。
加工道具について
焼印を加熱する道具選びですが、電気式セット・直火式セットのいずれの加工でも、仕上がりに大きな違いはございません。
焼印を押す工程・お店で提供されるオペレーションにあわせてお選びいただくと導入後に困ることが少なくなると思います。直火式は、直接の火であぶるやり方となりますので、電気式セットと比べると準備してから焼印を押すまでの時間が圧倒的に早い!※加熱する時間などに、少し慣れが必要です。
電気式セットは、個人の技術の違いがあまりでにくい加工道具となります。焼印を押される方がよく変わる場合などには、比較的簡単な電気式焼印でのご利用がおすすめです!※電気式セットの焼印は、長時間の使用の場合、故障してしまうことがあります。連続の加工が1時間を超えてしまうような場合には、休憩をはさむ、パワーコントローラーを使うなどの工夫が必要です。
焼印をどのタイミングで押すか?
ホットドッグへのロゴ焼印を押す作業を、事前の仕込みの段階で加工される場合には、電気式、直火式いずれの加工道具でも問題ないかと思います。
細かい条件にはなりますが、ホットドッグのパンが冷凍の状態での焼印加工をされる場合には、連続の焼印は高温・短時間での焼き付けができる直火式セットでの加工がおすすめ。
お客様に提供する直前に焼印加工をする場合、こちらのケースでは、直火式での焼印がおすすめです。電気式セットの場合、電源をいれてから焼印ができるまでに10分から15分程度の余熱時間を計算する必要があります。どのタイミングで提供されるか、調理の時間との兼ね合いもあるため、どうしても電源をいれている時間が長くなりがちです。
さいごに
ホットドッグへの焼印をきれいに、簡単にするには、デザインが重要。できる限りシンプルなデザイン、線の太さや焼印サイズに気を付けておくことで、無理なくきれいな焼印加工をすることができます!
ホットドッグへの焼印をご検討の場合には、まずは焼印にされたいデザインとパンにどのタイミングで焼印をおされるのかを教えてください。事前のデザインデータのチェックももちろん無料です。迅速・丁寧にご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。
こちらの記事も合わせてどうぞ