段ボールも素材は紙なので、焼き色をつけて表現することは可能です。
紙素材への焼印(焼き目)が入る温度帯は、450℃ぐらいとかなり高い温度での加工が必要です。紙類は簡単に燃えてしまうイメージがありますが、木よりも焼き目がはいりづらいのです。
紙類への焼印加工の押し付け時間は木よりも長めの3~5秒になります。
段ボールは、2枚の平らな紙の間になみなみの紙が挟んでいる構造になっています。なみなみの部分は、中芯と呼ばれ、重さの違いで段ボールの強度が決まるようです。
段ボールへの焼印では、この中芯、なみなみの高さが高ければ高いほど焼印を押しにくくなります。なみなみの高さがある段ボールの場合、中芯の空洞部分がたわみやすくなるため、焼印を押し当てた時に空洞部分は焼き目が入りにくくなる傾向があります。極端に言うとストライプのようにしましまの仕上がりになります。