ベロア革の生地に焼印でロゴがきれいに入るのかを、焼印電気式セットで試していきます。革は革でも、表面が毛羽立っているベロア生地、高温の電気式焼印なので、押し付け時間は短めで早速加工していきます!
ベロアとは?
バッグやパスケース・財布などに使われる革など表側のツルツルしている方が銀面(ぎんめん)、裏側の毛羽立っている方が床面(とこめん)といいます。
多くの革製品では、ツルっとした銀面が表として使われています。ベロアやスエードなどの革では裏面である床面を磨き上げて、手触りをなめらかにする処理をして高級な革製品などで活用されています。
手触りが良いベロア生地、厚みもしっかりしている素材ですが、素材の下側には、必ず焼けても良いものを敷いてから加工してください。高温の焼印加工では、素材の裏側にまで熱が伝わりますので、熱に弱いモノの上が加工してしまうと溶けてしまうことがあります!
焼印電気式セットで加工を何か所かさせていただきましたが、焼き目が白っぽく仕上がっております。押しつけている時間は、短めで2秒、少し長めでも5秒ぐらいで加工しました。押し付け時間で、焼き目の濃さはあまり変わりませんが、押し付け時間が長いとベロア革自体にダメージが残ってしまいます。熱が入りすぎてヨレヨレになってしまいます!
こちらの写真は本革・レザーにも、同じ電気式セットで焼印をした仕上がりの画像です。焼き目も濃く綺麗に入りました。すべてのベロアレザーにあてはまる現象、仕上がりではないのですが、試し押しをしてみないとわからないこともございますので、導入前には試し押しのサービスがおすすめです!
ベロアレザーへのロゴ入れ加工では、温度調整ができるホットスタンプなどの機材での型押し加工がおすすめです。※箔押し加工も表面が毛羽立っているため、綺麗に定着しませんのでNG。
実際にご利用予定の素材のサンプルをお送りいただけましたら、ご希望の加工にて試し押しをさせていただきます。お気軽にご利用くださいませ!