焼印の自作加工でオリジナルのプレゼント・記念品を自作するイベントで困らないためのポイント。 実際に、屋外で丸太への焼印加工をするイベントに参加してみて気づいた事を中心に解説させていただきます。
私たちが、この夏に参加させていただきましたイベントは、神社修復の費用を集めるための目的があり、主催者様の熱意に押され弊社も微力ながら焼印体験コーナーとして協賛をさせていただきました。 焼印体験として丸太切り大会で子供たちが自分で切った輪切りの木材に焼印をして記念品として持ち帰ってもらうという内容でした。
朝9時半から午後4時までの、1日だけでしたが参加していただきました皆様に焼印を実際に体験してもらい楽しんでいただけたかと思っております。 焼印を押した回数、約100回、お昼を挟んで1日押しっぱなし・・・特に小さいお子様の参加が多かったのと、屋外(神社の境内)での焼印の為、直火式での加工の為、焼印の際の補助は必須でした。大人の方には、セルフでやってもらいました。
天候にも恵まれけがなども一切なしで無事に終える事ができましたので、何よりでした。実際に焼印でのイベントをしてみて、気づいた事も多くありましたので、いい経験をさせていただきました。 下記に焼印を使ったイベントを無理なく実行できる項目をまとめてみました。
焼印加工のイベントで失敗しないための重要なポイント
一番重要なポイントは、焼印加工をする素材と加工する環境です。
素材の状態(どのような木材、形状、水分の含み具合など) イベントで実際に焼印をする素材が、焼印加工が無理なく仕上げれるかどうか。 木材の種類や、乾燥具合などにも焼印加工の仕上がり具合は違いがあります。 木材でも丸太・桝・カッティングボードなど形状もさまざまです。
・素材のサイズと焼印をしたいデザイン
丸太などの木材への焼印は、細かすぎるデザインの場合、焼きにじみによりきれいに仕上げにくいのである程度の焼きにじみを、想定したデザインや焼印の大きさにてご検討ください。
・イベントが開催される環境・設備
焼印加工をする時の環境により、焼印の素材や、準備していれば便利な道具などがわかります。 素材については打ち合わせの段階で、あらかじめ切ったばかりの輪切りのサンプルに、真鍮(しんちゅう)製の焼印で試押しをしておきました。
輪切りの表面をさわると、切ったばかりなので少し水分を含んでいる状態の木材でした。この試し押しの際に、確認事項として、輪切りの表面をサンドペーパーなどできれいにしてもらう事。 実際に、輪切りの表面に段差がある場合には、焼印があたりませんので焼き目が入りません。
イベントが開催される環境については、主催者や利用する施設の規約など打ち合わせの段階であらかじめ禁止事項などの確認が大切になります。 屋内のイベントの際は、防火の点から直火式の焼印が使えない事や、屋外の施設であっても消火器などの準備がいるイベントなどもあります。
加工方法別の知っておくべきポイント
焼印の加工方法別に、イベント準備の前に是非知っておいてほしい、あるあるです。
電気式焼印の場合
電気式焼印で使用する半田ゴテですが、ニクロム線ヒーターを電気によって400℃を超える熱によって焼印をする加工になります。そのため、連続の使用時間には限界があり高温での加工を続けすぎると断線などの故障をしてしまいます。 その際には、市販されているパワーコントローラー(温度調整機)などで、なるべく高温の状態の待機時間を防ぐ事。もしくは、こまめに電源を切る事、連続の使用時間を1時間以内にとどめる事などを心がけてください。 また、複数の半田ゴテにより、ローテーションでの利用なども効果的です。そして、万が一の故障の際のバックアップ用の半田ゴテの用意もあると安心です。
直火式焼印の場合
直火式焼印で利用できる焼印の素材は、真鍮(しんちゅう)と鉄(ステンレス)製の2種類になります。2つの素材の最大の違いは、耐熱・耐久性にあります。 こちらの使い分け・選び方については、使用頻度やご予算などにより決まってまいります。
真鍮製の焼印は、比較的安価で用意する事ができる一番人気の焼印です。 1日から2日程度でのご利用の場合では、扱い方さえ注意していただければこちらでOK!注意すべき事は、約700℃で変形・破損してしまう事、加熱方法についてはカセットコンロ程度の加熱にてご利用ください。
ステンレス製の焼印については、耐熱性も高く、ガスバーナーや炭火などでもご利用いただけます。 1回のイベントだけでなく、次の年にも同じイベントで使用するなど、継続的に焼印を利用される場合などには耐久性の高い鉄製版での製作をおすすめ致します。
当日のイベントで困った事
焼印体験というイベントを振り返り当日に困った事項について 当然ながら一人でイベントを乗り切ろうとしない事・・・トイレもいけませんので。炎天下という事もありましたが、ただでさえ暑いのに、より熱い直火式での焼印だったため身体的ダメージがすごかったです。
また、屋外でのカセットコンロでの加熱方法を用意したために、弱い風でもカセットコンロの炎が安定しずらい状況になりました。 直火式では、加熱の加減については、端材などにおしてみるなどするしか方法が無いので、予熱が充分でないときの焼印は失敗致します。
なので、きれいな仕上がりの為には、じっくり予熱する。渋滞する。みんなに見られながらの焼印なので緊張する。 こういう感じになりがちでしたので、屋外の場合、風よけは必要です。 打ち合わせとは違う素材の木材・・・丸太切りで使う木材に試し押しの時と違う種類が混ざっていたために、子供たちがきれいに磨いた表面のきれいな輪切りの木材でも何度焼き付けても、焼き目がつかないものもありました。
屋外の焼印イベントには〇〇
屋外での焼印をされる場合には、やっぱり鉄製版がおすすめです。 とにかく、熱すぎるぐらいに熱して焼き目をつける!焼印体験などの場合は、カセットコンロでの加熱の方が安全だとは思いますが、こちらで焼印を加工する場合などは、ガスバーナーなどでの加熱方法がすばやくしあがります。 風よけを用意していない事もあり、度重なる渋滞と、もうひとつな仕上がりの焼き目も少しありましたので悔いがのこっております。 イベントによっては、加熱方法など制限があるとは思いますので、決められた設備・環境の中で無理なく安全に焼印が可能な方法にてご利用ください。焼印イベントのスケジュールと焼印の納期
オリジナルのデザインで作れる焼印の納期は素材別に 真鍮製の焼印の場合、ご入金確認並びにデータ確定後約1週間から10日程度 鉄製の焼印の場合、ご入金確認並びにデータ確定後約10日から2週間程度 イベントの企画から、当日までの日数については、上記の納期を目安に余裕を持ったスケジュールにて準備していただければと思います。
当日に実際に焼印をする場合には、試し押しなどもされている方が良いかと思います。実際の素材での試し押しのご利用についても、弊社にサンプルを郵送いただき試押し完了後にご返送致しますが、2から3日程度必要となります。 お急ぎの場合は、メールでのご確認も可能ですので、仕上がりに不安がある場合はお気軽にご利用してみてください。
→実際のサンプルで焼印の仕上がりを無料でチェックをするなら!
焼印のオーダーの流れ
オリジナル版などの受注生産品のご注文について オリジナル版(受注生産品)の注文から納品までの流れ
【ご注文】→【データ入稿】→【データ確認】→【製造】→【納品】
STEP1【ご注文】 インターネットまたはメール・電話にてご注文下さい。 ご注文完了後にご注文内容確認メールをお送りいたします。 ※オリジナル版のお支払方法は、受注生産品の為、代金引換でのお支払方法はお選びいただくことができませんので予めご了承くださいませ。
STEP2【データ入稿】 ご注文完了後、データのご入稿のご案内がございます。 製作用のデータを下記URLよりご入稿下さい。 info@kawa2han.com
STEP3【データ確認】 データ確認 制作可能なデータか確認させて頂きます。問題がなければ最終確認データをお送りいたします。
STEP4【製造】 国外の製造工場にて最終確認データをもとにオリジナル版の製造を開始致します。
STEP5【納品】 完成後に製品のチェックののち発送いたします。 発送完了後にお荷物の追跡番号をお知らせいたします。 ご予算に応じた最適な加工方法は、ご利用予定の詳細をお教えいただけましたら専門のスタッフがご提案をさせていただきます。
屋内などのイベントには、準備も簡単電気式焼印 →真鍮(しんちゅう)版でつくるオリジナルの焼印セット
リーズナブルな価格で揃える事ができる直火式 →木材にくっきり焦げ色をつけたい!真鍮(しんちゅう)版の直火式セット
屋外のイベントなどプロも使ってます鉄製焼印 →火力の強い焼印で素早く焼印ができる直火式セット
文字の入れ替えが可能な真鍮文字でも木材に焼印ができます。