靴のソールに文字を刻印 樹脂にできる自作加工のやり方
焼印あたためてますか?
店長岡留です。
定番になるような、いい挨拶を模索中です。
そして、昨日あたりから原因不明の左わき腹痛。
寝違えるにしても、こんな部位ではないはず。。。
これまでに無いような嫌な違和感を抱えながら元気にお届けします!
今日はこれ!
ゴム(樹脂)製のソールに刻印(型押し)が入るかどうかの実験です。
樹脂への型押しは、これまでも経験ありなので、まずはどのぐらいの温度でへこみがつくかを探っていきます。
最初の温度は200℃で、凹み具合をチェック!
試し押しでご依頼いただく際に、片方のソールだけだったので、本番用の加工場所以外でテストしていきます。(靴の側面に)
200度では、うっすらとしか型が入らなかったので、20度ずつ上げていきます。厳密に言うと溶けなかったですが。。。
260度まで上げたところの仕上がりが少し溶けすぎていたので、250度という温度に落ち着きました。
自分でする加工では、まず最初に素材のくせを知るところからがスタート。
今回使っている金型は、真鍮文字アルファベットです。
極小サイズの焼印がなかったので、これにしました。
文字サイズは、1文字縦3mm程度。
かなり小さいサイズですが、型押しでうまく表現できれば焼印のデザインを考える時に大きさの参考になりますので!
250度での型押しした写真がこちら。
SAMPLEの文字が認識できる程度には入りました。
ズレてるけどね・・・
まずは、最初の一歩ね!
希望の加工の入り具合が大事!っと同時にまっすぐも大事ですけどね・・・
まっすぐ押せなかった理由(言い訳)のひとつは、ソールに合う治具を用意しなかったこと。
ホットスタンプに水平にセットすることで安定した加工ができるようになります。
実際に大量に同じ加工位置に安定した加工をされる場合には、ソールが水平になるような治具を用意しましょう。
真鍮文字アルファベットだから、ソールを縦にして加工しましたが、焼印の場合は自由に向きを変えて加工が可能です。
このように、横に置いての加工の方がやりやすいかと思います。
加工位置の中央部部が低くなっているので、焼印製作の際には、土台を通常よりも高くして作る事でより加工はしやすくなりますね!
素材や製品のサイズに合わせてやり方を考える。
試行錯誤しながらより安定した仕上がりと時間短縮できる作業効率など焦らず順番に解決していきましょう!
試し押しでさせていただく実験のデータは隠すことなくお客様に詳細のご報告をしております。
そして、頑張っても無理な場合もあるので、それもキッチリお伝え致します!
タグ: 型押し・刻印加工